AIファンコミュニティモール「JAPAN 共創 BASE りろかる」とは
2023年、東京に新たな拠点として誕生した「JAPAN 共創 BASE りろかる」は、地域創生を目指すAIファンコミュニティモールです。プロフェッショナル・エージェンシー事業を展開する株式会社クリーク・アンド・リバー社(C&R社)と、ファンコミュニティ構築を手掛けるクオン株式会社が共同で運営しており、日本全国の生活者、プロフェッショナル、企業を結びつける空間を提供します。
この「りろかる」では、多様な地域コミュニティが参加しており、現在は鹿嶋市をはじめとする複数の地域が盛り上がりを見せています。参加者は自分の好きな地域やプロフェッショナル、地元企業と簡単に繋がることができ、さまざまな交流を楽しむことができます。
立ち上げの背景
「りろかる」は、茨城県鹿嶋市での成功事例を背景にしています。この地域では、65,485人が「りろかる」に参加し、ふるさと納税額が3年間で18倍に増加したとされています。この成功を基に、C&R社は1990年の創業以来培ってきたノウハウを活かし、プロフェッショナルたちの力を結集し、地域の魅力を世界に発信することを目指しています。
C&R社は、映像やゲーム、Web、AI/DXなど多彩な分野で専門家をネットワーク化し、地域創生への寄与を続けています。具体的には、熊本県荒尾市の「万田坑」を舞台にしたイベントや、福島県南相馬市の神事「相馬野馬追」のライブ配信を行っています。
りろかるのサービス
「りろかる」には、全国8エリアのローカルコミュニティが集まり、参加者は無料で加入できます。地元企業は月額37,500円で小型コミュニティを開設でき、AI技術を利用して生活者との交流を深め、ファンを育てることができます。特に、AIとの対話を通じて地域のニーズやトレンドを把握し、さらにはデータ分析も行うことで、企業にとっても価値のある体験を提供します。
サービス名の意味
「りろかる」という名称には、「地域ともう一度つながる(Reconnect)」「魅力を見つけ直す(Rediscover)」「新しい価値を一緒に創る(Remix)」の3つの意味が込められています。地域への再接続を図り、新たな価値を共創するために、このプロジェクトは進化し続けます。
地域コミュニティとの連携
「りろかる」は、すでにいくつかの地域コミュニティと連携しており、各地域の特性を活かした活動が行われています。鹿嶋市の「KASHIMA Colorful Base」や福島県の「ふくしまの酒」コミュニティなど、地域の人々との対話を通じて共創の輪を広げています。また、2024年には「日本、大好き!コミュニティ」を通じてASEAN圏へも展開する予定です。
地域の魅力再発見とこれからの期待
「りろかる」は、地域活性化に向けた取り組みの一環であり、参加者が地域の魅力を再発見する場としています。C&R社の取締役後藤は、「大事なのは人であり、AIは地域と人をつなぐための触媒に過ぎない」と信じています。今後も、自身の地域に対する愛着を深めながら、新たな地域創生の形が生まれることを期待しています。
新たなつながりから生まれる地域の魅力を、ぜひ一緒に体験してみてはいかがでしょうか。