脱炭素化推進提携
2025-07-08 12:20:24

SCSKとバイウィル、脱炭素化を目指す資本業務提携を締結

SCSKとバイウィル、脱炭素社会実現に向けた提携



2023年、SCSK株式会社と株式会社バイウィルは、持続可能な社会を実現するための重要なステップとして、資本業務提携を結びました。この提携は、脱炭素化とグリーントランスフォーメーション(GX)を加速することを目的としており、両社の持つ強みを活かし、地域経済を活性化することを目指しています。

提携の背景と目的



近年、脱炭素化が企業の重要な課題となっていますが、その取り組みは単なる企業単位に留まらず、サプライチェーン全体や地域社会へと広がる必要があります。特に、GXを促進するためには、自治体や金融機関との連携が欠かせません。

SCSKは長年にわたるデジタル技術とITノウハウを基盤に、中小企業向けにCO₂排出量を算定するサービス「CO×COカルテ」を7月から提供しており、企業の脱炭素化を支援しています。バイウィルも脱炭素に向けた取り組みを進めており、全国の自治体や地域金融機関と協力して、カーボンニュートラルを実現することを目指しています。

提携により、SCSKのデジタル技術とバイウィルの持つ環境価値に関する知識を統合させることで、企業が直面する脱炭素対応の「負担」を「成長機会」に変える、新たな仕組みの構築を目指しています。

提携による具体的な取り組み



今後は、SCSKが提供する「CO×COカルテ」をバイウィルのネットワークを通じて展開し、さらに、SCSKが運営する「EneTrack」を通じて国際的な属性証書「I-REC」などの環境価値の創出・流通を進める予定です。こうした取り組みにより、CO₂の可視化から削減、その価値の柔軟な活用まで、多面的なサポートを提供します。

また、提携による目標は、地域社会とサプライチェーン全体での循環型GXエコシステムを構築することです。そのために必要なデータ連携や共創の基盤を整備する「環境サプライチェーン・プラットフォーム(環境SPF)」も推進していく方針です。

SCSKとバイウィルの役割



SCSKは、ITサービスのプロバイダーとして、コンサルティングからシステム開発、ITインフラ構築などを手がけており、様々な業界の課題解決に取り組んでいます。対するバイウィルは、脱炭素関連のサステナビリティ戦略を専門とし、カーボンクレジットの創出・流通に注力しています。両社の専門性を活かした協業が期待されます。

まとめ



セクターを超えた連携を強化し、脱炭素化を地域経済の成長機会に変えるための新たなモデルを構築するこの提携は、将来的に地域社会や環境に対するポジティブな影響をもたらすことでしょう。両社が連携し、持続可能な未来を共に築いていく姿勢が、今後ますます注目されます。


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