NISAに関する意識調査の結果から見えた利用の実態
NTTドコモとマネックス証券は新NISAに関する意識調査を全国の20~69歳の男女1,000人を対象に行いました。その結果、NISA制度の認知率は約80%に達するものの、実際に利用している人はわずか44.9%にとどまることが明らかになりました。これは、多くの人々がNISAを知っていても、その具体的な内容まで理解していないことを示しています。
NISA利用希望者の増加と壁
調査では、NISAを未利用とする層の約4割が「利用したい」と考えていることが判明しました。しかし、半数以上の人々が「1年以上前から利用したいと思っている」と答えながらも、実際には口座を開設できていないとの結果が出ました。このことから、NISAを利用するための明確なきっかけやサポートが不足していることがわかります。
特に興味深いのは、未利用者の40.6%が「漠然といつか使いたい」と考えている点です。これは、具体的なアクションにつながる情報やサポートが不足していることを示唆しており、特に新しい制度に対する理解の促進が求められています。
相談環境の重要性
調査結果では、お金の話を気軽に相談できる人がいることがNISA利用の促進に寄与することが確認されました。NISA利用者の45.7%が「第三者に相談した」と回答しており、相談できる環境の重要性が浮き彫りとなりました。お金について気軽に話せる人がいるほど、NISAの利用率が高まるというデータは、今後のサポート体制の構築にも影響を与えそうです。
相談場所の必要性
さらなる調査では、NISA未利用者の82.6%が「身近に相談できる場所がない」と回答しました。これは、相談できる環境が不足していることを示しており、利用者の54.3%が「相談できる場所が必要だ」と感じています。これらの結果から、NISAの利用を促進するためには、より多くの人々が相談できる場所を見つけられるようにする必要があることが浮き彫りとなっています。
新しい取り組みの開始
NTTドコモとマネックス証券は、今回の調査結果をもとに、全国のドコモショップにおいて「NISA・資産運用の申込みサポート」を開始しました。この取り組みにより、利用希望者はドコモショップでNISA口座や証券総合口座の開設についての相談ができるようになります。最初は全国35店舗から始まり、将来的には100店舗規模に拡大する予定です。
この取り組みが、多様な顧客の財務サポートの一助となり、資産形成を目指す多くの人々がNISAを始めるための一歩へとつながることが期待されます。私たちの生活における資産形成が、より身近で手の届くものとなるように、引き続き環境づくりに取り組んでもらいたいものです。