ジェイグラブとGMOメイクショップの戦略的提携
2025年11月17日、越境EC支援を手掛けるジェイグラブ株式会社が、GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社と株式譲渡契約を締結し、2026年1月1日付でグループ企業となる運びとなりました。さらに、2026年1月5日以降は社名を「GMOグローバルEC株式会社」に変更し、サービス名も「j-Grab Mall」から「Japan Finds byGMO」(予定)に改めます。この提携により、さらなる成長が見込まれる越境EC市場に新展開をもたらすことが期待されています。
提携の背景と狙い
ジェイグラブは、越境ECモールサイト「j-Grab Mall」を中心に、各国の主要なECプラットフォームと連携し、日本企業やブランドの海外進出を一手に支援しています。GMOメイクショップの豊富なインフラが加わることで、12,000店舗以上の事業者ネットワークや、3400億円を超える流通額を生かし、さらに多くの中小企業から大企業まで、グローバル展開を強力にサポートする体制が整います。
「Commerce for a better future.(商取引でより良い未来に)」というGMOメイクショップの理念に基づき、日本の優れた製品や文化を世界に届けることが、今後の越境EC市場の更なる発展に繋がるとされています。
今後の展望とアプローチ
今後は、国内外の主要モール(eBay、Amazon、Walmart、Shopeeなど)との連携を強化し、APIによる技術の統合を進めることで、より多様な商流の実現を図ります。また、現場とテクノロジーの融合により、グローバル市場への参加障壁を下げていく方針です。
GMOメイクショップの社長、向畑憲良氏は、提携によって越境ECの課題解決に向けた新たなステージに入ることが可能になると語ります。彼は、国内外の市場で成功を収めるためには革新的なソリューションが不可欠であり、GMOメイクショップのエコシステムが進化することで、日本ブランドの海外展開をさらに後押しする意向を示しています。
一方、ジェイグラブの代表、山田彰彦氏は、国内市場の厳しい状況を背景に、日本の優れた商品を海外に広めることが急務であると強調。これまでの越境ECのハードルを下げ、誰もが挑戦できる新たな道を切り開くことができると述べています。
まとめ
日本の製品やビジネスが国際市場で競争力を持つためには、越境ECは必須の戦略です。ジェイグラブとGMOメイクショップの提携は、日本の企業がグローバルな舞台で成功するための新しいチャンスを生むことでしょう。越境ECの未来には多くの希望が秘められており、この提携がその架け橋となることを期待しています。