工事写真アプリ「ミライ工事」の新機能
株式会社ミライ工事が最新のアップデートとして、AIによる“小黒板自動読み取り機能”を新たに搭載しました。この機能により、現場で撮影された小黒板の情報をアプリ上で自動的に解析し、必要な項目に自動反映できるようになります。これにより、工事の担当者は手動で情報を入力する煩わしさから解放されるのです。
新機能追加の背景
公共工事をはじめとする多くの現場では、工事の詳細情報(工種、測点、立会者名など)を小黒板に記載し、写真に残すという運用が一般化しています。しかし、その情報を記録するために、台帳や報告書作成の際に手作業で転記しているため、時間と労力がかかっていました。ミライ工事は、この負担を軽減するために、AI技術を活用して、撮影した工事写真から直接小黒板の情報を読み取り、自動的に台帳項目に反映させる仕組みを開発しました。
AI黒板読み取り機能の概要
今回追加された機能では、次の操作が可能です:
- - 小黒板に記載された文字情報をAIが解析し、工種や測点、メモ欄などに自動反映します。
- - ユーザーは、文字の配置に応じた独自のルールを設定することができます。
- - 工事の種類や測点、さらには現場によって異なる黒板の様式にも適応が可能です。
- - 入力時の手戻りが大幅に削減され、作業効率が向上します。
独自のルールセットとは?
この新機能における独自のルールセットは、黒板のどこにどの情報が記載されるかを設定する部分です。ユーザーは、管理画面上で項目の位置をドラッグ&ドロップでマッピングし、保存することで、独自の読み取りルールを登録できます。この仕組みにより、現場や企業ごとに異なる黒板フォーマットに柔軟に対応することが可能になります。
黒板読み取りの流れ
1. 撮影した工事写真から、AIが黒板部分を認識します。
2. 工種や測点、立会者などの情報をミライ工事の入力項目に自動で書き込みます。
3. 自動入力後、ユーザーが編集や確認を行い、最終的に台帳へ反映させます。
この機能は現在ベータ版ですが、読み取り精度を向上させるためのアップデートが今後も継続的に行われる予定です。
会社概要
株式会社ミライ工事は東京都目黒区に本社を構え、現場作業の省力化とデジタル化を推進する企業です。今後もユーザーのニーズに応える革新的なサービスを提供し続けていくことでしょう。詳細は公式サイト(
こちら)からご覧いただけます。
工事現場の効率化を目指す「ミライ工事」の取り組みは、今後の建設業界においてますます注目されるはずです。