廃食用油の回収
2025-07-31 13:47:43

東京都内で廃食用油の市民回収を開始!SAF製造に向けた新たな取り組み

当社の新たな取り組み:廃食用油の回収



2023年7月31日より、東京都内に展開されるコスモエネルギーグループのサービスステーション55か所で、家庭から排出された廃食用油の市民回収が開始されます。この取組は、持続可能な航空燃料(SAF)の原材料とすることを目的にしており、家庭からの廃食用油が航空燃料として生まれ変わる資源循環のプロセスを市民が支援するモデルです。

プロジェクト背景と目的



このプロジェクトは、コスモ石油株式会社が東京都、日揮ホールディングス株式会社、レボインターナショナルと協力して進めています。家庭から出る廃食用油を回収することで、環境への負担を軽減し、地域資源の循環利用を促進することが目的です。

SAFの重要性


SAFは、航空業界のカーボンニュートラルを実現するための重要な要素であり、廃食用油を原料として利用することで、従来の化石燃料に依存しない持続可能な燃料供給が可能になります。これは、今後の航空業界における大きな変革につながるでしょう。

回収の流れと方法



1. 廃食用油の準備: ご家庭で使用した食用油を、ペットボトルなどふたの閉まる容器に浸けます。
2. 持ち込み: 設置された廃食用油回収ボックスに、準備した容器を投函します。回収時間は9:00から18:00までとなっており、店休日は除外されます。
3. 収集と輸送: 集められた廃食用油はレボインターナショナルによって収集され、大阪府堺市にあるSAFFAIRE SKY ENERGYのSAF製造プラントに運ばれます。
4. SAFの製造: 回収された油は、専用の設備でSAFに変換され、航空機に使用されます。

重要な注意事項



  • - 収集されるのは家庭から排出された食用油のみです。飲食店などからの油は回収できません。
  • - 一部のサービスステーションでは、回収が行われていない場合がありますので、事前に確認が必要です。

各社の役割



この取り組みには、コスモ石油、コスモ石油マーケティング、日揮ホールディングス、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYが関与し、それぞれの専門知識を活かしてこのプロジェクトの成功を目指しています。

  • - コスモ石油: SAFの製造及び運搬を担当。
  • - コスモ石油マーケティング: 市民回収の運営統括。
  • - 日揮HD: サプライチェーンの構築を担当。
  • - レボインターナショナル: 廃食用油の収集を行い、SAFプラントに配送。
  • - SAFFAIRE SKY ENERGY: SAFの製造を担当。

地域社会への影響



この取り組みは、地域住民が参加しやすい形で進められるため、環境への配慮を身近に感じるきっかけにもなります。地域の人々が自らの行動を通して持続可能な未来を支えることへとつながるでしょう。

さらに、廃食用油の回収によって得られた資源を新たな形で生かすことができれば、都市部における脱炭素化への貢献も期待できます。

このプロジェクトは、未来の航空業界に貢献しつつ、私たちの生活環境の改善に向けた一歩となるでしょう。他の地域でも同様の取り組みが広がることを願っています。


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