AIを駆使した採用業務の「ゼロ化」がもたらす未来の働き方とは

パーソルビジネスプロセスデザインが提供する「採用のゼロ化」

パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社が、12月9日から新たに提供を開始する「採用のゼロ化」についてご紹介します。企業の採用活動における業務プロセスを、AIやRPAなどの先端技術を駆使して一括で自動化するこのサービスは、現代の働き方を根本から変える可能性を秘めています。

背景と課題

昨今、企業は優秀な人材を採用するために、熾烈な競争を繰り広げています。しかし、その一連の採用業務は多岐にわたり、計画から求人票の作成、面談管理、内定後の対応まで、業務量が膨大です。このため、多くの担当者がそれぞれの業務に多くの時間を費やしており、業務負荷の増大が大きな課題とされています。

このニーズに応えるべく、パーソルビジネスプロセスデザインは「採用のゼロ化」を発表しました。このサービスによって、採用担当者は人員を増やさずとも業務の効率化を図ることが可能になります。

「採用のゼロ化」の特長

「採用のゼロ化」は、特に業務負荷が高い採用実務をAIとRPAの技術を利用して改革します。具体的には、求人票の作成から面接の日程調整まで、さまざまな業務プロセスを効率的に自動化します。これにより、採用担当者は本来戦略的に取り組むべき業務に集中することができ、より高品質な採用を実現できるでしょう。

例えば、中途採用においては、求人票作成の工程を自動化することで、工数を88％も削減することに成功しています。これは、求人票の作成がこれまでいかに手間を要していたかを如実に物語っています。

自動化の流れ

採用プロセスの一環として、まず「母集団形成準備」として求人票の自動作成を行います。従来、求人票は職種ごとに一つずつ作成されていましたが、パーソルはAIエージェントを活用して、この業務を一括で行えるようにしました。具体的には、求人票の文面生成からチェック、修正提案まで、プロセスを自動的に実施し、業務の迅速化と効率化を図ります。

成果と今後の展望

「採用のゼロ化」により、月間で約40時間かかっていた求人票作成が、わずか5時間にまで短縮されることが実現しました。これは、採用業務の業務負荷を劇的に軽減する成果となっています。

今後は、パーソルグループ全体での共同サービス開発や、他のテクノロジーベンダーとの業務提携を通じて、さらなる拡充を目指しています。また、「採用のゼロ化」に続いて「セールスのゼロ化」や「マーケティングのゼロ化」など、様々な分野におけるプロセスの効率化にも取り組んでいく予定です。

結果的に企業が得られるもの

「採用のゼロ化」は、単なる業務の効率化だけでなく、企業全体の競争力を向上させる重要な鍵となります。従来のプロセスにかかる時間やコストの削減を通じて、長期的な企業価値の向上にも寄与するでしょう。この新しい試みは、企業の未来を形作る大きな一歩となることが期待されています。

最後に、グループのビジョン「はたらいて、笑おう。」のもと、パーソルビジネスプロセスデザインは引き続き多様なプロセスのデジタルトランスフォーメーションに取り組んでいきます。詳細については公式ウェブサイトをご覧ください。