三井情報、新機能「楽シェア」の提供開始
三井情報株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浅野 謙吾)が2025年4月より、新たな機能「楽シェア」の提供を開始すると発表しました。これは、インテリジェントコンテンツ管理プラットフォーム「Box」をより安全かつ効率的に活用するための新しいツールで、特に「PPAP(パスワード付きZIPファイルとパスワードを別送する手法)」の廃止に寄与することを目的としています。
「楽シェア」って何?
「楽シェア」は、メールに添付するファイルを自動的にBoxに格納し、共有リンクを生成する機能です。この機能を使うことで、従来のようにファイルを添付して送信するのではなく、送信されたファイルをBoxへ格納し、そのリンクをメールに記載することができます。また、受信者がBoxのライセンスを持っていない場合でも、共有リンクを通じてファイルにアクセスできるため、情報の安全なやり取りが実現します。
背景と導入のメリット
昨今、企業における情報漏洩への対策が強く求められている中、PPAPは多くの場所で使用されていました。しかし、政府がPPAP廃止を発表したことにより、企業は新たなファイル共有の手法を模索しています。従来のメール添付からの移行はユーザーにとって負担となるケースが多かったですが、「楽シェア」により、ユーザーの操作を変えずにPPAP対策を実現します。
使い方は簡単
楽シェアはMicrosoft Outlookのアドインサービスとして提供され、価格は1ユーザーあたり月330円です。導入予定とされるのは2027年までに約10万人。そのため、多くの企業がこのサービスの導入を進め、安全にファイルをやり取りできる環境を整えることが期待されています。
三井情報の取り組み
三井情報は、「Box」を提供する株式会社Box Japanの1次代理店として、2013年より5,500社を超えるお客さまにBoxのライセンスを販売しています。これまでに多くの導入支援を行い、「楽シェア」などの独自ソリューションを通じて、セキュリティ・ガバナンスの強化に寄与しています。今後も顧客に対し、Boxの導入支援やアフターサポートをワンストップで提供していく方針です。
まとめ
三井情報が提供開始する「楽シェア」は、PPAP対策として多くの企業にとって大きな一歩となるでしょう。ユーザーの操作を変えずに安全なファイル共有を実現するこの新機能により、企業はより効率的でセキュアな情報管理を行えるようになります。これからの展開が非常に楽しみです。