伝統と革新の祭典、「TOKYO Night & Light」
東京都の新宿エリアにある東京都庁第一本庁舎が、美しいプロジェクションマッピングのキャンバスとして生まれ変わります。この施設では、夜間の観光促進を図るため、年間を通じて多彩な光と音のアート作品を上映しています。その名も「TOKYO Night & Light」。
新作「TYO337」の魅力
このたび、松竹株式会社のデザイン監修を受けた新作「TYO337」が登場します。制作を手掛けたのは、DJや作曲家として知られる田中知之氏。この作品は、伝統的な和楽器とモダンなクラブミュージックを見事に融合させたもので、日本ならではの三三七拍子を取り入れたリズムが特徴です。観客が思わず踊りたくなるようなその楽曲に合わせて、映像表現は歌舞伎などの日本の伝統芸能をモチーフにしており、幻想的な空間が広がります。手拍子やコールを加えながら楽しむことができるのも、観客同士の一体感を生む大きな魅力です。
アーティストと制作チーム
演出を手掛けるのは、光と空間表現のアーティスト石多未知行氏。彼は、世界最大級のプロジェクションマッピング大会での受賞歴もあり、その独特の作品作りには定評があります。また、制作にはスペインのLos Romerasや日本のAkihisa Tonouchiが参加しており、国際的な視点での制作が行われています。この多様な背景を持つチームが生み出した作品は、確かな技術力と芸術性によって支えられています。
開催スケジュールと観覧情報
新作の上映は、2023年12月28日からスタートします。土日・祝日には、17時30分から4回に分けて上映される予定です。詳細な上映時間は特設サイトでチェックしてください。また、荒天や特別な事情がない限り、毎日上映されるこのプロジェクションマッピングは、観覧場所として都民広場が設けられています。
環境への配慮と記録
このプロジェクトは、環境に配慮したグリーン電力を使用しており、地域貢献にも積極的に取り組んでいます。さらに、この壮大なプロジェクションマッピングは「最大の建築物へのプロジェクションマッピングの展示」として、ギネス世界記録にも認定されています。
まとめ
「TOKYO Night & Light」では、伝統と革新が交わる不思議な体験を予感させます。東京都の夜の風景を彩るこのアート作品を、ぜひご覧ください。日常を忘れ、特別な瞬間を味わうことができるチャンスです。お友達や家族と共に、都庁舎での素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?