革新技術で製造業を支援
2025-10-23 13:48:26

業務DXロボットugoとQuantum Meshが手を組む新たな時代の製造業へ

業務DXロボットugoとQuantum Meshが手を組む



日本の製造業は、今大きな変革の波に直面しています。その中で、Quantum Mesh株式会社とugo株式会社が手を携え、業務DXロボットとエッジコンピューティングを基盤とした新たなビジネスモデルを提案しています。これにより、製造現場で生成されるデータを安全に、迅速に活用できる環境が整い、生産効率の向上が期待されています。

実証実験に向けた取り組み


両社は、エッジコンピューティングを利用して、現場のデータを迅速かつ安全に処理するシステムの構築に取り組みます。Quantum Meshが提供する液浸冷却システム『KAMUI』を使った分散型エッジデータセンターと、ugoの業務DXロボットが連携し、リアルタイムでのデータ処理を実現します。具体的には、ロボットが生成するさまざまなデータ—操作ログやセンサー情報、模倣学習データなど—をエッジサーバーに送信し、即座に処理します。

これにより、従来のクラウドサービスでのデータ処理に比べ、遅延が少なくなるだけでなく、情報漏洩のリスクも低減します。また、両社は年内に実際の生産現場での実証実験に取り組む予定で、2026年までにこの新しいモデルをサービス化し、全国展開を目指します。

Physical AIとその可能性


ugoが提唱する「Physical AI」は、AIの学習能力をロボットの動作に結びつける新概念です。AIは実際の現場で蓄積されたセンサーデータを使って、模倣学習や強化学習を通じて作業手順を習得します。このプロセスを支えるのが、ugoの「AIロボット向け模倣学習キット」です。このキットには、双腕ロボットugo Proを遠隔操作するためのコントローラや動作データ収集用のソフトウェアが含まれています。

これにより、現場の担当者がプログラミングスキルなしでロボットに新しい動作を教え込むことができるようになり、迅速な適応と機能向上が実現されます。熟練作業者のノウハウをロボットに移植することができるため、生産性向上が期待できるのです。

企業リーダーの思い


この業務提携に関して、ugoの代表取締役CEO 松井健氏は「製造現場でのロボット活用を通じて取得するデータは貴重な情報であり、安全かつ迅速に管理することが重要」と述べています。また、Quantum Meshの代表取締役 篠原裕幸氏も「現場で生成されるデータを安全で効率的に処理することが、スマートファクトリーの実現に欠かせない」と強調しています。

未来への展望


両社は、技術革新によって生産現場の根本的な改善を目指しています。製造業の現場におけるAIとロボットの融合は、将来的には生産の効率化だけでなく、新たな価値の提供にもつながるでしょう。業務DXロボットugoとQuantum Meshによる取り組みは、製造業の未来を考える上で重要なステップとなるはずです。

このように、Quantum Meshとugoの連携は、製造業におけるデジタルトランスフォーメーションの新たな局面を切り開く鍵を握っています。今後の展開から目が離せません。これからの製造業において、どのように技術が進化し、業務が変わっていくのか、その目撃者となれることを楽しみにしています。


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