次世代クリエイター育成のXR・メタバースワークショップ
2025年8月9日、東京都港区にあるテレビ朝日本社で、次世代のクリエイターを育成するための特別なワークショップが開催されました。このワークショップは、株式会社STYLYとテレビ朝日が共同で実施し、小学4〜6年生を対象にした画期的な体験を提供しました。子どもたちがメタバースを活用して、自らの手で都市空間を編集し、AR(拡張現実)体験を通じて、より持続可能な街づくりを考える機会となりました。
ワークショップの概要
本イベントは、2025年7月18日から8月17日まで開催されていた『メタメタ大作戦2025 – 遊びが学びに変わる夏 -』の一環として行われました。子どもたちは、有名番組『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』の特別テーマ「逃げ切れ!最恐生物サファリタウン」を元にした体験を楽しみました。
実施内容
- - メタバース体験: 参加者は、自分自身のアバターを作成し、メタバース空間の中で他の子どもたちと交流しました。このコミュニケーションにより、子どもたちの親近感が高まりました。
- - ARの制作: STYLYの新しい機能「STYLY World Canvas」を使い、子どもたちは自らの創造性を発揮し、メタバース内で生まれた動物たちをテレビ朝日本社の前に出現させました。子どもたちは、スマートフォンやタブレットを活用して、自分たちが編集したARの作品をリアルタイムで体験しました。
このように、子どもたちは「街をアップデートする」という体験を通じて、次世代の体験クリエイターとしての第一歩を踏み出すことができました。
背景と意義
近年、ARやXR(拡張現実)技術が教育、都市開発、エンターテインメントの分野で幅広く活用されています。STYLYとテレビ朝日は2023年に提携し、実際の都市空間や商業施設でのXR事業を推進してきました。彼らは、XRが街に導入されることで、広告などのリアルなコンテンツがデジタルに置き換わり、物理空間とデジタルがシームレスに融合する未来を展望しています。
生活者はそれぞれにカスタマイズされた情報を得ながら、アクセスしやすくシンプルな街に変わることを目指しています。この取り組みは、地球環境にも配慮した都市開発を推進し、開放的な環境で多様な情報と文化が交わり、健全な交流を生むことを目指しています。
参加者の声
参加した子どもたちからは以下のような感想が寄せられました。
- - 「自分の空間を作るきっかけになった」
- - 「AR体験が初めてで、テレビ朝日のビルの前で動物が出てきたのが楽しかった」
- - 「実際に作ったデータをARで外で見れたことが印象に残った」
このように、ワークショップは子どもたちに新たな経験を提供し、彼らの成長に貢献しました。
STYLY World Canvasの紹介
STYLYが提供する「STYLY World Canvas」は、2025年6月に登場した新しいソリューションです。この機能により、ユーザーは指定したロケーションに3Dマップを読み込むことで、誰でも簡単にXR体験を展開できます。この技術を利用することで、複数人が同時に編集したAR空間を体験でき、共同作業を通じて創造性が育まれます。
株式会社STYLYについて
株式会社STYLYは、デジタルとフィジカルを繋ぐプラットフォームを提供し、「人類の超能力を解放する」をミッションとしています。最新のXR技術を重視し、クリエイターの創造力を広げ、新たな文化と産業の創出に貢献しています。今後の活動にも注目です。
テレビ朝日との共同プロジェクトを通じて、未来の体験社会を子供たちとともに創造する取り組みが進んでいます。この新しい試みがどのように成長していくのか、期待が高まります。