CARBON JUNCTION
2025-08-06 09:37:25

新コラム連載「CARBON JUNCTION」がカーボン市場の未来を垣間見る

新コラム連載「CARBON JUNCTION」の始まり



株式会社exroadは、新たなコラム企画「CARBON JUNCTION -私と炭素市場の交差点-」を発表しました。この連載では、カーボンクレジットや排出量取引制度に携わる専門家たちに、自身の背景やビジョンについて語っていただくことを目指しています。読者は、各人の経歴や実績だけでなく、彼らがどのようにこの分野に関わることになったのか、さらにその背景にある体験についても知ることができるでしょう。

本コラムは、ただの業界に関する情報提供ではなく、参加者同士の新たなつながりを生み出すことを目的としています。「あの人、CARBON JUNCTIONで話していましたよね」、「共感できました」といった会話が生まれることで、業界の声が交わり、より良い未来の実現に向けた第一歩となればと願っています。

第一回目のゲストは木村圭佑氏



記念すべき第一回目のゲストは、株式会社exroadの代表取締役CEO、木村圭佑氏。木村氏は、2008年に三菱商事に入社し、その後のキャリアの中で、カーボンクレジットやEVに関する事業開発に従事してきました。特に、学生時代にバックパックでの旅行を通じて感じた環境問題に対する思いが、彼のキャリアに大きな影響を与えています。

木村氏は、アセアン諸国で目にした急速な経済成長の裏での環境汚染の実態を忘れられないと語ります。「排気ガスやゴミ山を目の当たりにし、環境に関心をもたざるを得なかった」と振り返ります。就職活動では、環境課題にグローバルに取り組める職を探し、EUの排出権取引制度に強い関心を持っていたため、商社を選びました。

彼が三菱商事に入社した後、自動車事業部に配属され、最初の仕事は中南米への日本車の輸出でした。しかし、彼はすでに排出権ビジネスに興味を持っており、その思いは今でも彼の心の中で息づいています。リーマンショックによる業務の減少時には、クレジット創出のアイデアを提案しましたが、その提案はスルーされてしまいました。それでも、諦めずに自動車業界と向き合い、現場での経験を積み重ねていきます。

英国での新事業の模索



木村氏が英国に駐在中、彼は新たにEVや再生可能エネルギーに関する事業の検討を行うも、コロナウイルスの影響で思うようには進まなかった日々が続きました。しかし、帰国後、カーボンクレジット事業開発 を担当する機会を得たことで、当初の夢が現実に近づいてきたのです。そこでは、日本のカーボンクレジット業界のリーダーたちとの出会いがあり、自らの関心がさらに高まっていきました。多様な価値観に触れたことで、「人生は一度きり、起業に挑戦したい」という思いが強くなる中、2022年にexroadを設立する決意を固めました。

exroadの展望



今、木村氏はカーボンクレジットに関わる企業の研究やワークフローの充実をサポートする活動を行い、気候変動への取り組みを進めています。彼のこれまでの道のりは、数々の葛藤や挑戦があったにも関わらず、今では明確なラインが引かれているように感じます。「日本経済の活性化と地球の未来に貢献するために、自分なりのやり方で進んでいきたい」と語る彼の姿勢は、今後の活動にも期待が寄せられます。

この新コラム「CARBON JUNCTION」では、今後も様々な炭素市場の関係者が登場する予定です。乞うご期待ください!

また、exroadではニュースレター会員を募集しており、カーボンクレジット市場の最新情報や注目トピックをお届けしています。興味のある方はぜひご登録ください。所要時間30秒でできる簡単な手続きです。

会社概要



  • - 会社名:株式会社exroad
  • - 所在地:東京都港区
  • - 代表者:木村圭佑
  • - 設立日:2022年3月
  • - サービス内容:カーボンクレジット・排出量取引制度のオールインワンデータベース
  • - URL:www.exroad.jp

経済産業省の『GXリーグ』にも参画しており、業界における存在感を示しています。また、近日中に予定されているカーボンクレジットデータベースの提供開始により、より多くの企業がこの市場にアクセスできるようになるでしょう。


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