新しいお茶文化
2025-10-15 17:25:35

東京・築地に新たに誕生した侘び寂びカフェが生み出すお茶文化の再構築

東京・築地に誕生した侘び寂びカフェ



2025年4月、東京都中央区築地に一軒の新しいカフェがオープンしました。それが「侘び寂びカフェ(Wabi-Sabi Café Tsukiji)」です。このカフェは、日本のお茶文化を世界に再発信し、日常の一部として楽しむことを目指しています。若き起業家、佐藤竣哉さんが手がけるこの店舗は、単なるカフェにとどまらず、体験型のスペースを提供します。

起業の背景



福島県福島市出身の佐藤さんは、祖母が営む農業家庭で育ち、幼少期から生産の現場に触れてきました。それが彼の心の中に生産者への敬意と、一次産業の未来に対する夢を植えつけたといいます。大学卒業後、SNSマーケティング会社を立ち上げたものの、自身の仕事が本質的な社会貢献に結びついていないのではないかと悩むようになりました。その結果、日本の誇る文化であるお茶に大きな可能性を感じるようになったのです。

「コーヒーが流行する中で、誰もが本気でお茶を再定義しようとしていない。落ち着ける空間や香りが人の幸せにつながる原体験だと信じています。」(佐藤)

店舗の特徴



侘び寂びカフェは、伝統とモダンを融合させた体験型の日本茶カフェです。店内では、全国各地から厳選された茶葉を使用し、直接生産者の思いや風土に触れたものだけを提供しています。このカフェの目玉は、「日本茶5種のペアリングセット」。訪れたお客さんが、万全の状態で日本茶の美味しさを体験できるよう工夫が凝らされています。また、抹茶を自ら点てる「抹茶たて体験」や、手もみ茶を楽しむ「皇酔(エンペラーウォーター)」、さらには抹茶みたらし団子を焼く体験も人気のメニューです。

店内は、東京の中心にありながら静謐な“侘び寂びの空気”が漂い、盆栽や茶香炉が設置されています。これにより、訪れる人々は心身共にリフレッシュできるでしょう。

現在の状況と高評価



現在、来店者のうち約6割は外国人観光客で、Google Mapでの評価は★4.9(2025年10月現在)を記録しています。また、SNSでも“Tokyo’s hidden matcha experience”と呼ばれるなど、注目を集めています。

今後の展望



株式会社WaveOneは、今後3年間で全国に15店舗を展開予定です。その目標は、「若者が一次産業で夢を見られる社会」を実現することです。

「僕は、生産者の想いがしっかりとお客様に届くビジネスを構築したいと思っています。そして、福島でも若い世代が誇りをもって茶や農業に関わる未来を創りたいですね。」(佐藤)

代表プロフィール



佐藤竣哉(さとう しゅんや)
2002年、福島県福島市生まれ。福島県立橘高等学校を卒業後、SNSマーケティング会社に参加し、2024年に株式会社WaveOneを設立。現在は、平均年齢26歳の若いチームで運営し、日本茶文化の再興に挑戦しています。

店舗概要



  • - 店舗名: Matcha café 侘び寂び -wabisabi- 東銀座築地店
  • - 所在地: 東京都中央区築地3-17-10 BAN HOTEL 11F
  • - アクセス: 東京メトロ「東銀座駅」徒歩3分/築地駅徒歩5分
  • - 営業時間: 8:00〜18:00
  • - 定休日: なし(不定休)
  • - 公式Instagram: wabisabi_cafe_teamatcha
  • - 公式HP: wabisabimatcha.jp

会社概要



  • - 会社名: 株式会社WaveOne
  • - 所在地: 東京都渋谷区渋谷2-19-15宮益坂ビルディング609
  • - 代表者: 代表取締役佐藤竣哉
  • - 設立: 2024年
  • - 事業内容: 日本茶カフェ運営、ブランドプロデュース、地方創生事業
  • - 公式サイト: wabisabimatcha.jp

お問い合わせ先





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