世界の美食が集まるフランスでの快挙
2023年11月25日、フランスのパリにて開催された「LA LISTE PARIS世界大会」のガラパーティーで、日本酒『吟天白龍2021』が初めてペアリング酒として採用されるという歴史的な瞬間が訪れました。この栄誉は、小田切商事株式会社(東京都中央区)が誇る逸品であり、フランス料理に合う日本酒を追求してきた努力の結晶といえるでしょう。
日本酒が尊重された瞬間
LA LISTE世界大会は、世界のトップシェフを称えるイベントであり、そのガラパーティーにおいて日本酒が一皿目のペアリング酒として出されるのは、過去に例がありませんでした。小田切社長もこの栄誉に感涙し、自身の努力が評価されたことに心から喜びを示しました。「フランス料理に合う日本酒開発を進めてきた中でのこの結果は、本当に嬉しく思っています」と語る社長の目には、晴れやかな自信が宿っています。
世界の名シェフたちが創り出す特別な料理
当日のガラパーティーでは、世界の著名シェフが自らのレシピで作った料理が振る舞われました。シーフードゼリーや、貝類の米酢マリネ、クリスタルキャビア添えなど、豪華なメニューの中でも特に、ドイツのシュヴァルツヴァルトシュトゥーベが手がけた、生の貝類を使った料理が印象的でした。これに日本酒『吟天白龍』を合わせると絶妙なハーモニーを生み出し、参加したシェフたちからも大絶賛を受けました。
究極のペアリングを目指す『吟天白龍』
『吟天白龍2021』は、高級フレンチやイタリアンとのペアリングを考慮して開発されたスパークリング日本酒です。瓶内二次発酵を利用し、心地よい酸味とシャープな後味を持つこの日本酒は、シャンパンのような細やかな泡立ちを誇ります。特にキャビアや牡蠣、蛤といった海の幸との組み合わせが推奨されており、美食家たちをうならせています。価格は税別で¥16,500、アルコール度数13度のその逸品は、750mlのボトルで提供されています。
世界展開を見据えた今後の展望
小田切社長は、フランスでの成功を力に、さらなる展開を目指しています。「来年はフランスの和食に合った日本酒を開発し、再度アプローチしたい」と意欲を見せました。吟天は、日本中の多様な地域の蔵元と連携し、地域の素材を生かした日本酒を生み出すことを目指しています。
さらに、より高品質な自然栽培米を使用するプロジェクトも進行中で、昨年から無農薬、無除草剤、無化学肥料の栽培を行っています。今後も「フルコースと日本酒」が楽しめる世界を実現することを信念に、吟天は進化を続けます。
会社情報
小田切商事株式会社は2015年に設立され、東京都中央区に拠点を置いています。「吟天」のブランドは、特に食材とのペアリングにこだわっており、シェフやレストランとのコラボレーションによる新たな取り組みが期待されています。公式サイトやSNSでも最新情報を発信中です。