持続可能なモビリティ
2025-03-07 13:42:07

持続可能なモビリティ社会を目指すSUPER FORMULAの新たな挑戦

持続可能なモビリティ社会を目指すSUPER FORMULAの新たな挑戦



全日本スーパーフォーミュラ選手権、通称「SUPER FORMULA」が、小野測器と新たなパートナーシップを締結しました。この連携によって、SUPER FORMULAシリーズに参戦するレーシングマシンからのCO2排出が、2025年シーズンより実質的にゼロに近づくことを目指しています。

持続可能なモータースポーツの実現


2021年から始まった「SUPER FORMULA NEXT50」プロジェクトは、モータースポーツ界における環境配慮を強化するために始まりました。バイオコンポジット素材の使用やカーボンニュートラル対応レースタイヤの導入によって、全体のCO2排出量を大幅に削減しています。特に、レーシングマシンのボディに使用される素材は、カーボン素材と同等の特性を保ちながら、持続可能な天然素材で構成されることで注目を集めています。

小野測器との協力


今回の協業では、小野測器が保有する「J-クレジット」を活用し、SUPER FORMULAに参戦する全車両が排出するCO2をカーボンオフセットします。具体的には、2025年シーズンに予定されている全戦で使用するガソリンから算出された173.5トンのCO2排出量を対象にします。これにより、持続可能な社会に向けたさらなる一歩を踏み出すことになります。

J-クレジットとは


J-クレジットは、日本の環境省などによって運営されている制度で、省エネや再エネ設備の導入、森林管理などを通じた温室効果ガスの削減や吸収量を証明するものです。この制度を活用することで、環境に配慮した経済活動が促進されます。

小野測器の歴史


小野測器は1954年の創業以来、電気計測機器やエンジニアリングサービスを展開し、多くの分野での技術革新を支えてきました。自動車産業においては、二輪・四輪車の開発においても重要な役割を果たし、最近では電動車両(EV)の開発支援において新たなビジネス領域に挑戦しています。

このような背景のもと、スーパー・フォーミュラは、持続可能なモビリティ社会の実現に向け、さらなる歩みを進めていきます。環境に優しいエコなレースは、未来のモータースポーツの姿を示すものとして、多くのファンの期待を集めています。

まとめ


持続可能なモビリティ社会を目指すSUPER FORMULAの挑戦は、ただのスポーツイベントを超え、環境と経済の両立を目指す取り組みへと進化を遂げています。これからのモータースポーツがどのように変化していくのか、目が離せません。


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