岡山大学、若手研究者を支援する勉強会を開催
国立大学法人岡山大学は、2025年4月25日に津島キャンパスにて、若手研究者向けの勉強会を行いました。このイベントは、科学技術振興機構(JST)が提供する若手研究グラント「さきがけ」と「創発的研究支援事業」の獲得を目指して実施されたもので、約70名が参加しました。
勉強会の目的
岡山大学は「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択されたことを受け、外部資金の獲得を拡大することを目指しています。若手研究者がJSTのグラント獲得に挑戦するために必要な知識と戦略を身につけることが目的です。
講演の内容
勉強会では、まず学術研究院先鋭研究領域の三澤弘明教授が登壇しました。三澤教授は、研究者としての中長期的なビジョンの重要性や、研究テーマの選定が研究の成否を決定づけると強調しました。特に、アカデミックフリーダムに基づき、指導教員のテーマに縛られず、自らの興味に基づいた研究を進めることが大切だと述べました。
その後、学術研究院環境生命自然科学学域の守屋央朗教授が具体的な申請書の書き方や戦略についての講演を行いました。守屋教授は、独自性を持った研究を行うための方法や申請書作成のポイントを、過去の事例を交えながらわかりやすく解説しました。
参加者の反響
参加者からは、実践的なアドバイスが多く、今後の研究活動に役立てたいとの声が寄せられました。多くの若手研究者にとって、JSTのグラントは大きなチャンスであり、今回の勉強会がその後の幅広い研究活動に繋がることが期待されています。
今後の展望
岡山大学の研究・イノベーション共創機構は、今後も研究力強化のため多様なサポートを行っていく方針です。引き続き地域の中核的な研究機関としての役割を果たし、特色ある教育や研究を推進していくことが求められます。
同大学は、持続可能な開発目標(SDGs)にも積極的に貢献しており、地域と地球の未来を共創することを目指しています。これからの岡山大学の取り組みにも、ぜひ注目してください。
お問い合わせ
岡山大学研究・イノベーション共創機構では、今後の研究支援に対する関心を持っている方々からの問い合わせをお待ちしています。詳しい情報は、岡山大学の公式ウェブサイトをご覧ください。