レッドブルがキュレートするヒップホップサイファー「Red Bull RASEN」。この企画は、毎回異なるコンセプトのもと、ラッパーとビートメイカーが一堂に会し、その瞬間を切り取ったライブパフォーマンスを披露するものであり、音楽シーンにおいて注目を集めています。その最新エピソードが、YouTubeチャンネル「レッドブルマイク」にて公開されることとなりました。
エピソード#30に登場するのは、DJ RYOWの呼びかけで集まった多彩なアーティストたち。ベテランから新進気鋭のラッパーたちが参加し、Hip-Hopの「今」を体現する濃厚なセッションが展開されます。注目の参加者には、M.O.S.A.D.の一員として知られるE'qual、R&Bシーンでの影響力を誇るAI、そして日本のラップシーンにおいて欠かせない般若や知多半島出身のSOCKSなど、多くの実力派アーティストが名を連ねています。
さらに、次世代を担う若手アーティストとして、¥ellow Bucksが地域を背負い新たな“トウカイテイオー”と名乗り、2021年の「ラップスタア誕生」で注目を浴びたeydenや、2024年に脚光を浴びるCarzといったストリートアイコンたちも参加。彼らは、ヒップホップの未来を描く重要な存在と言えるでしょう。
そんな彼らのセッションを支えるのは、名古屋を拠点とするDJ/プロデューサーDJ RYOWが手掛けたビートです。この曲は、2002年にリリースされた名曲D.O.I. feat. TOKONA-X “EQUIS, EX, X”をサンプリングしており、20年以上経過した今、リメイクされることで新たな意味を持つ作品となっています。この時を超えたアプローチは、世代や地域を超えて集まった7人のアーティストたちにより、一層輝きを増しています。
公開日は2025年3月20日(木)18時。いち早くチェックしたい方は、YouTubeにて視聴可能です。また、音源配信も予定されているとのこと。その詳細は後日発表される予定です。
DJ RYOWは今回のプロジェクトについて、次のようにコメントしています。「今回のビートは2002年にリリースされたD.O.I. feat. TOKONA-Xのサンプリングで、一緒にやる仲間たちとビートを作りたくてずっと温めていたものです。撮影は7人という人数で、緊張感のある中で行われたもので、私自身非常に良い刺激を受けました。これをきっかけに、TOKONA-Xの魅力を詰め込んだドキュメンタリー映像も完成予定なので、ぜひ観てほしいです。」
これらのアーティストたちによるセッションは、ヒップホップの深い歴史と未来の可能性を感じさせるもので、音楽ファンならずとも見逃せない内容となっています。ぜひ、公開を心待ちにしましょう。