若者の未来を切り開く『ミライステップ』プロジェクト始動
近年、通信制高校に通う学生の数が増加しています。多様な教育環境が整う一方で、進路決定に悩む青年たちも少なくありません。この課題に応えるため、鹿島朝日高等学校(鹿島朝日)と株式会社ジンジブ、一般社団法人HASSYADAI socialが協力し、新たに進路支援プロジェクト『ミライステップ』を立ち上げました。本プロジェクトは、通信制高校の生徒を対象に、各々のキャリアに対して手厚いサポートを提供するものです。今後、若者たちが自らの将来を描く手助けを行うとともに、進路未決定の状態から脱出できるよう、支援の体系を整えています。
『ミライステップ』の概要
『ミライステップ』は、個別のキャリア形成に寄り添う形で、実施されます。自分の「やりたいこと」が明確でない学生、就職活動を早く始めたい学生向けに、二つのコースを用意しています。
1.
就職コース: こちらはジンジブが担当し、早期に就職を希望する若者を対象に、内定獲得に向けて完全サポート。社会人としての心構えから履歴書の書き方、面接対策まで、専門家がマンツーマンで指導します。
2.
就職準備コース: ハッシャダイソーシャルが担当。キャリアに対する漠然とした不安がある若者に向けて、ワークショップや個別面談を実施し、自己肯定感やキャリア形成の力を育みます。
現状の課題
教育現場での進路支援体制が不十分であるのが現状です。特に通信制高校では、サポートが受けられず、卒業時に進路が未決定のまま終わってしまう生徒が多いとされています。この状況は、その後の人生に深刻な影響を及ぼす場合も多く、進路未決定が固定化する傾向が見られます。これを受けた調査結果からも、進路未定だった生徒の多くが『何もしていない』という状態が続くことが確認されています。
このような現状を改善するために、『ミライステップ』は誕生しました。若者が自ら進路を決定し、未来を切り開く力を持つことを支援することを目的としています。鹿島朝日は、学習及び生活面での支援を行い、大学進学や就職に繋がる具体的な支援を強化します。
プロジェクトの展望
今年度は卒業年度の生徒へのサポートプログラムとして始まりますが、将来的には卒業生や早期離職者への支援体制も整えていく予定です。日本全体の通信制高校の進路確定率を向上させることを目指し、他校への展開も検討しています。
また、8月27日にはプロジェクト説明会を開催し、進路支援の重要性について、多くの人々と語り合う機会を設けます。参加を希望される方は、オンラインで参加申込が可能です。
まとめ
『ミライステップ』は、将来に不安を抱える通信制高校生に対する新しい支援の形を提供します。若者たちが自信を持って新しい一歩を踏み出せるよう、鹿島朝日、ジンジブ、そしてハッシャダイソーシャルの連携による強力なサポートを提供してまいります。これからの皆さんの未来が、明るく輝くものであることを心より願っています。