群馬県とJARCのエンゲージメント:SDGs達成へ向けた対話の実施報告
公益財団法人自動車リサイクル促進センター(JARC)は、2023年度から3年連続で発行したグリーンボンドに関するエンゲージメントを行いました。群馬県庁で実施されたこの対話は、群馬県のSDGsに対する取り組みや資金の使い道について深く掘り下げる機会となりました。
エンゲージメントの概要
このエンゲージメントは、2025年10月31日(金)に群馬県庁で行われ、群馬県総務部長・関根則子氏とJARCの常務理事・小宮健一の対談形式で進行しました。お二人は、群馬県が発行したグリーンボンドに込めた思いや目的、そして具体的な資金の使途について意見交換を行いました。
特に、「ぐんま5つのゼロ宣言」と、それに関連するSDGsの取り組みの他、JARCが効果的に若年層への学習機会を提供する活動についても触れ、双方にとってのエンゲージメントの重要性を再確認する場となりました。
グリーンボンドについて
群馬県におけるグリーンボンドは、地域の環境保全や持続可能な発展に向けた活動を支援するものであり、JARCは投資家としてその実績を確認しています。特に、2025年に向けての資金の使い道やグリーンボンドの効果について情報を交換し、群馬県の持続可能な未来に向けたビジョンを共に描くことが目的です。
JARCのESGへの取り組み
JARCは2000年の設立以来、環境保全と資源の有効利用を目指し、自動車のリサイクルや適正処理の促進に尽力しています。2018年からは、持続可能な社会の実現に向けてESG投資を開始しており、2025年9月末時点でのSDGs債の投資残高は435億円に達しています。これにより、JARCは環境保全への取り組みを強化し続けているのです。
今後の展望
JARCは今後も、グリーンボンドの発行体とエンゲージメントを行い、サステナブルファイナンスの普及に貢献するとともに、より多くの地域と連携し、その取り組みを広めていく方針です。特に、環境保全に関する様々な課題に正面から取り組むことで、地域社会の発展に寄与し、持続可能な開発目標(SDGs)の実現を目指しています。
群馬県とJARCが共に進める取り組みは、一人ひとりの生活に直結する重要なテーマであり、地域や未来に向けた責任ある行動の模範となるでしょう。今回のエンゲージメントは、その第一歩として意義深いものでした。