ISTソフトウェアがACUを子会社化、生命保険業務のシナジーが期待される

株式会社ISTソフトウェア（東京都大田区蒲田）は、2025年2月14日の取締役会において、株式会社ACU（東京都千代田区九段南）の株式を取得し、子会社化することを決定しました。この動きは、ISTソフトウェアが自らのグループにACUを迎えることで、業界内の競争力を高めることを狙いとしています。

株式取得の狙い

株式会社ACUは、特に生命保険業務に特化したITコンサルティングおよびシステム開発を手掛けており、豊富な業務ノウハウを有しています。具体的には、生命保険会社のニーズに応えるためのシステム構築やコンサルティングを行っており、その技術力や経験は高く評価されています。このような背景から、ISTソフトウェアはACUを取り込むことで、両者の事業の相乗効果を最大化することが期待されています。

ISTソフトウェアは、1976年に設立されたソリューションベンダーで、これまで多様な業界におけるIT課題に取り組んできました。製造業、医療機器、金融、小売業、さらには官公庁や教育分野など、多岐にわたるクライアントに対して、最適なソリューションを提供してきました。このような多様な業務に従事する中で、近年では『スポテク』や『mitte（ミッテ）』といった独自のサービスも展開し、社会課題解決にも貢献しています。

期待されるシナジー効果

ACUの子会社化により、ISTソフトウェアは生損保業務開発とのさらなるシナジーを見込んでいます。現在、生命保険業界は急速に変化しており、新しい技術やソリューションが求められています。ISTソフトウェアがACUの専門知識を活用することで、新たなマーケットニーズに応えられる体制が整うことになるでしょう。これにより、両社は協力しながら新しいサービスを創出し、さらなる成長を目指すことが可能になります。

今後の展望

ISTソフトウェアの代表取締役社長である染谷光四郎は『ACUの技術力と我々の開発力を組み合わせることで、クライアントに対してより魅力的なソリューションを提供していく』と意気込みを語りました。この新たな体制がどのように成長をもたらし、IT業界におけるサービスの革新を推進していくのか、今後の展開に大いに期待が寄せられています。

さらに、株式会社ACUは東京・九段南に本社を構えており、生命保険業界向けのITシステム開発に特化しているだけでなく、その専門性を活かしてITコンサルティングも手掛けています。今後の協力体制がどのように実現されていくのか、詳細についてはISTソフトウェアの公式サイト等で確認することができます。