Gil Kunoの30周年記念展「::: Unsound Frequencies :::」が新宿で開催！

Gil Kunoの活動30周年記念展「::: Unsound Frequencies :::」

マルチメディアアーティストのGil Kuno(ギル久野)が30年にわたる創作の集大成として、「::: Unsound Frequencies :::」というタイトルのもと、東京・新宿の√K Contemporaryで特別展を開催します。2025年5月31日（土）から6月21日（土）までの期間中、この展覧会では彼の代表作や新作が一堂に会し、訪れる人々に新たなインスピレーションを提供します。

本展では、Kunoの印象的な作品、例えばフリップドットを用いた《Noise Maker》や、デヴィッド・ボウイへのオマージュ作品《15min of fame》、解体されたギターから生まれた《Six Strings Sonics》、さらには多様な版木作品が展示されます。これに加え、インタラクティブな鑑賞体験や、視覚と聴覚が融合したライブパフォーマンスがスタートします。

インタラクティブ鑑賞体験

この特別展では、来場者が無線機を使い、自分好みのサウンドトラックを聞きながら作品を鑑賞することができます。この新しい試みは、視覚と聴覚が相まって、まったく新しい芸術体験を提供します。オープニングセッションでは、山川冬樹、足立智美、Gil Kunoが合同でパフォーマンスし、観客はその瞬間に立ち会うことができる貴重な機会です。

豪華ゲストパフォーマンス

さらに、6月14日（土）には、テクノの巨星Ken Ishiiが登場し、レアなNon-Dance DJsetをパフォーマンスします。ライブに関する詳細は、随時公式サイトやSNSで更新される予定ですので、ぜひチェックしてみてください。

トークイベントも予定

会期中には、若手キュレーター丹原健翔氏などをゲストに迎えたトークイベントも開催されます。それぞれ異なるテーマに基づいて進行するこのイベントでも、多様な視点からGil Kunoの活動に触れることができるでしょう。

Gil Kunoの30年の軌跡

Gil Kunoは1995年にインターネットの黎明期に創作を始め、彼のサイト「Unsound」上でアーティストや音楽家と共に多くの作品を生み出してきました。その後、WIGGLEやFLOW、Six String Sonicsなど様々なグループでも活動し、日本のテクノ音楽シーンに多大な影響を与えてきました。また、彼は国内外の豪華なアーティストたちとコラボレーションし、世界的に評価を受けています。

Kunoの制作物は、視覚や音、さらにはインタラクションといった多様な側面から成り立っており、観る者に規則性と不規則性の両方を強く印象づけます。自然の中の音や「ノイズ」を反映しながら、彼の作品は毎回新しい発見を提供します。

この展覧会では、彼の代表作から新作まで多彩な作品が揃うだけでなく、新たな体験を通じて来場者がGil Kunoの世界を深く理解できる内容となっています。お時間のある方は、ぜひ足を運んでみてください。