ichikara Labの挑戦
2025-07-29 13:36:08

キヤノンMJのichikara Labが高専生と共に創る新たなプリントの未来

キヤノンMJのichikara Labと高専インカレチャレンジ



2025年、キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)の企業内起業「ichikara Lab」が、SMBC日興証券が主催するイノベーションコンテスト「高専インカレチャレンジ第六弾」にテーマオーナーとして参画しました。このコンテストでは、高等専門学校の学生たちが企業のリアルな課題解決に挑み、実施された最終選考会は2025年7月12日となっています。

ichikara LabはキヤノンMJの一部門で、若年層に向けたマーケティングや新製品の企画・開発を行っています。特に、ミニフォトプリンター「iNSPiC」や「SELPHY」の普及に注力し、美しい写真の楽しみ方を提供しています。

新たな価値の創造


ichikara Labが提示したテーマは「従来のプリント方式に縛られない、デジタルとアナログの融合」となっており、参加した高専生たちに新しいプリント体験を提案することが求められました。

2025年4月19日に始まった本チャレンジには、過去最多の35名が参加し、全国の高専生が11のチームに分かれて。それぞれのチームが異なる視点で課題にアプローチし、企業メンターとの協力によってアイデアを練り上げていきました。

ichikara Labは、実際的な取り組みを進めるために、キヤノン製のミニフォトプリンター「SELPHY CP1500」を配布し、さらに希望するチームにはソフトウェア開発キット(SDK)を提供しました。この支援により、参加者は実践的な環境でアイデアを具体化することができました。

最終審査会の様子


2025年7月12日に開催された最終審査では、高専生たちが独自のプロトタイプやプレゼンテーションを行い、どの提案も高いクオリティを誇っていました。審査の結果、最優秀賞を受賞したのは、「SELPHY CP1500」で出力された写真を使ったカードゲームのアイデアを提案したチーム。彼らは、オリジナルの写真カードを作成し、思い出を共有しながら楽しめるゲームの形を完璧に具現化しました。このチームは、豊田高専、石川高専、沖縄高専からのメンバーで構成されていました。

優秀賞には、カラオケの思い出を写真としてプリントし、デコレーション可能なサービスを提案したチームが選ばれました。SNSとの連携も視野に入れたこのアイデアはZ世代ならではの新しい発想となっており、大きな注目を集めました。

さらに特別賞には、撮影した写真から独自の塗り絵を生成するサービスを提案したチームが選ばれました。家族で楽しめる新しいタイプのアクティビティとして評価を受け、参加者からは多くの感動を呼び起こしました。

ichikara Labの今後の展望


ichikara Labは、今回のチャレンジを通じて得た経験をもとに、従来の枠を超えたプリント体験を提供し続ける方針です。デジタル時代の中で、アナログ体験の魅力をいかに引き出すかという新たな挑戦が待ち受けています。未来のプリント体験を共に創造するため、ichikara Labは更なる価値創造を目指していきます。

また、キヤノンMJの審査員からは「高専生たちのアイデアは非常にクリエイティブで、期待を超える素晴らしい成果があった」と評価されています。ichikara Labは今後もオープンイノベーションプログラムを通じて、高度な技術とユニークなアイデアを持つ若者たちと共に、更なる挑戦を続けていく意向です。

まとめ


ichikara Labと高専生たちのコラボレーションによって、新たなプリントの可能性が広がることを期待しつつ、これからも彼らの活動から目が離せません。


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