JENESYS プログラムがマレーシアから社会人を招へいし、海洋分野での交流を促進
2025年2月18日から2月25日までの間、日本では「対日理解促進交流プログラムJENESYS2024」が実施される。このプログラムでは、マレーシアから海洋関係や報道関連、大学関係の若手社会人が日本を訪れ、日本との理解を深めることを目的とした多様な活動が行われる。
プログラムの概要
参加者と対象分野
今回のJENESYSプログラムには、マレーシアから選ばれた16名の社会人が参加する。具体的には、海洋省庁からの若手関係者4名、報道関係からは3名、大学関係者からは9名がメンバーとして訪日。彼らは日本の海洋関連技術や文化、歴史を学ぶことで、日本とマレーシアの友好関係を一層強固なものにすることが期待されている。
訪問予定地
今回の訪問地は、東京都、神奈川県、福井県と多岐にわたっている。各地で行われる活動は、それぞれの地域の特性を生かした内容が盛り込まれており、参加者が多角的に日本を理解できるよう工夫されている。
スケジュールのハイライト
プログラムの初日はオリエンテーションとテーマに関連した講義の実施。海洋関係者は、次の日には開洋丸や海上保安資料館横浜館を視察し、実際の海洋保安活動に触れる。このように専門的な視察を行うことで、実践的な知見を得ることができる。
その後、文化的な視察も行われ、相互理解を促進。20日には信州から福井県に移動し、福井県庁への表敬訪問や丸岡城の視察を行う。21日には永平寺を訪れ、伝統文化に触れることで違った視点から日本を学ぶことができる。さらに、地元のホストファミリーとの対面式やホームステイを経て、交流を深めるイベントが目白押しだ。
期待される成果
参加者は訪日の最終日に、訪問中に得た学びや交流を基に成果報告会を行う。これは各自の経験を整理するだけでなく、相互の学びを共有し、次世代の交流に生かされる重要な機会となるだろう。また、ホームステイを通じて築かれた絆は、訪問後も続く可能性が高く、長期的な友好関係の構築に寄与するはずだ。
JENESYS プログラムとその意義
「JENESYS」は、日本政府外務省が推進する取り組みであり、日本とアジア・オセアニア地域の人的交流を深めるための事業である。今回のプログラムは、マレーシアの若手社会人が日本文化の理解を深めるだけでなく、自国への帰国後にその知識や経験を広める役割も果たすことが期待されている。
参加者の声と今後の展望
JENESYSプログラムに参加する若者たちからは、「海洋に関する新しい視点を日本で学ぶことができ、非常に楽しみにしている」との声も上がっている。また、これにより日本との関係がさらに深まることを期待している。
本プログラムを通じて参加者は多くの発見をし、国際的な視野を広げることで、今後の活動に生かすことも期待されている。