岡山大学の教員がPSI GAPファンドに採択
国立大学法人岡山大学(所在地:岡山市北区、学長:那須保友)から、9人の教員がPSI GAPファンドに採択されたことが発表されました。これは、2025年度の「ステップ1」と「ステップ2」それぞれにおいて選ばれ、一部は新規事業の創出に向けた基礎研究の成果を商業化するプロセスを進めています。
PSIGAPファンドとは
PSI GAPファンドは、Peace & Science Innovation(PSI)が実施する、大学や研究機関における有望な研究成果を社会に実装し、スタートアップ創出を支援するプログラムです。今回、岡山大学から採択されたのは、ステップ1で6件、ステップ2で3件の研究です。この施策は、特に農業、医療、AI、材料など、多岐にわたる分野に対して高評価を得ています。
ステップ1とステップ2の目的
- - ステップ1: 新規事業創出の第一歩として基礎研究の成果を、ビジネスとしての可能性を評価できる段階に引き上げることが目指されています。研究開発期間は1年以内で、最大500万円の支援が行われます。
- - ステップ2: ビジネスの可能性評価や実証を進み、起業に向けた課題解決を目指す段階で、研究開発は最長3年間、金額規模は最大6,000万円となっています。
ファンド発表の場「DemoDay2026」
また、採択課題の事業化や社会実装のための情報発信の場として、2026年4月13日にホテルグランヴィア広島で「PSI GAPファンド DemoDay2026」が開催されます。このイベントでは、採択チームが研究成果を発表し、交流の機会が提供されます。研究者にとって、有望な研究シーズや事業化の方向性を学ぶ貴重な機会となるでしょう。
岡山大学の今後の取り組み
岡山大学は、今後も優れた研究成果を育成し、社会課題の解決および新産業創出に貢献することを目指しています。また、スタートアップ・ベンチャー創出本部は、GAPファンド獲得に向けた支援を行っており、社会実装やスタートアップに興味を持つ研究者に対し、相談対応を行っています。
採択された教員の研究内容
2025年度のステップ2では、以下の教授陣が選ばれました:
- - 寳田剛志教授: 『Chondro-paste』の国際展開に向けた研究
- - 能勢直子助教: 高精度PETトレーサの開発
- - 長谷井嬢教授: 生成AIによる社会実装支援プラットフォームの開発
ステップ1では、環境生命自然科学学域の能年義輝教授や門田有希教授などが選ばれ、さまざまな分野での研究が行われています。最近の例としては、SABO AIを用いた土砂災害リスク予測の技術開発や、ヒト心臓チップの実用化に向けた研究も進められています。
岡山大学は、地域を超えた革新と社会貢献を目指して、今後も注目される研究機関であり続けることを期待しています。地域の方々もぜひその取り組みに注目していただければと思います。