東洋鋼鈑が森林保全
2025-03-12 16:35:22

森林保全への取り組みで脱炭素社会を目指す東洋鋼鈑

東洋鋼鈑と森林保全の新たな展開



2023年12月、東洋鋼鈑株式会社(東洋鋼鈑)は、山口県で初めて認証された森林J-クレジットの購入を開始しました。このクレジットは、三井物産株式会社と公益財団法人やまぐち農林振興公社との共同プロジェクトによって創出され、適切に管理された森林によって吸収されたCO2量を認証したものです。東洋鋼鈑は、このプロジェクトの第一号購入企業として、2024年度から2031年度の8年間にわたり、毎年1,300トンのCO2クレジットを購入することになりました。

J-クレジット制度とは?



この森林J-クレジットは国が認証する制度で、森林の適切な管理を行うことによりCO2の吸収量が増加したことを示す環境価値として認証されたものです。具体的には、山口県内の森林の保全整備や機能向上によって創出され、地域の環境に寄与するものです。これにより、東洋鋼鈑は自社から排出されるCO2をカバーし、環境への負荷を軽減するための取り組みを進めています。

水源保全と持続可能性



この取組みは、東洋鋼鈑が表面処理鋼板や磁気ディスク用アルミ基板を製造する過程で大量に使用する水源の保全にも寄与するとしています。水は私たちの生活や企業の生産活動に不可欠な要素であり、その保全は非常に重要です。このような背景から、東洋鋼鈑は森林の保全と適切な管理への賛同を表明し、クレジット購入を決定しました。

環境への挑戦と将来展望



さらに、東洋鋼鈑は2050年に向けてカーボンニュートラル社会を実現するために、この取り組みだけでなく、温室効果ガス(GHG)の排出削減のための様々な施策を講じています。太陽光発電の導入や燃料転換、省エネ設備への更新を進め、継続的に持続可能な社会の実現へ貢献していく意向を示しています。

企業としての価値観



東洋鋼鈑は、1934年に民間初のぶりきメーカーとして設立され、その後も鉄の圧延や表面処理技術など、独自の技術を駆使しながら、より幅広い分野へと進出しています。彼らの企業理念は、「技術の可能性を追求することで新たな価値を生み出す」ことであり、自社の活動を通じて社会へ貢献することを目指しています。

今後も東洋鋼鈑は技術革新を続け、エコロジカルでサステナブルな製品やサービスを通じて、人々の安心で豊かな生活を支え続けることを約束します。これからの取り組みと成果に期待が寄せられています。


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