アジラとJR九州セコムが新たな協業を開始
警備業界が抱える課題の解決に向けて、株式会社アジラとJR九州セコム株式会社が手を組みました。この二つの企業は、テクノロジーの力を活かし、より安心で快適な社会を作ることを目指しています。
協業内容の概要
今回、アジラとJR九州セコムは「AI Security asilla」(以下、asilla)の販売パートナー契約を締結しました。asillaは、AI技術を利用した次世代の警備システムであり、主に九州エリアで提供されます。これにより、以下のサービスを展開する予定です。
1.
AI Security asillaの販売と導入支援
施設ごとに適したシステム構成の提案や設計を行い、入念な導入支援を行います。
2.
警備運用とオペレーション支援
asillaの統合に向けたサポートや、警備員向けの運用トレーニングを提供します。
3.
運用と保守
監視センターとの連携を通じた定期的な運用、AIによる検知精度の向上を目指します。
当面のサービス対象は商業施設や医療・福祉施設、教育施設、オフィスビル、公共交通施設など多岐にわたります。
2025年からの提供開始
販売開始は2025年12月からを予定しており、この新しいサービスを通じて、両社は効率的な警備体制の実現を目指します。
背景と課題
最近、施設に対する安全性やコンプライアンスの要求が高まる中、警備業界では徐々に深刻な人手不足が浮き彫りになっています。また、高齢化が進む警備員の増加が業務の負担をさらに大きくしています。これらの要因が警備サービスの質を脅かしているため、業界全体で効率化が求められるようになっています。
これを受け、JR九州セコムは、従来の「人任せの警備」から、「テクノロジーを駆使した警備」へのシフトを決断。asillaの導入を進めることになりました。
目指す未来像
アジラとJR九州セコムは、この提携を通じて、警備員の業務を効率化し、安全で安心できる利用環境の整備を目指します。それぞれの強みを活かし、地域に根付いた警備ソリューションの導入を進めることで、警備業界に新たな価値を提供していきます。
AI Security asillaの特徴
「AI Security asilla」は、AIが防犯カメラの映像をリアルタイムで解析。異常行動や注意が必要な行動を迅速に検知することができ、警備業務の負担を軽減します。これにより、警備員はより迅速で的確な対応が可能になるのです。
両社の取り組みに期待が寄せられる中で、今後の展開が注目されます。今後も新しい動きがあれば、随時お知らせしていく予定です。