アプリズム社の実証実験
2024-12-23 11:35:23

東京都交通局での実証実験が始まる:アプリズム社『B-RIO』とVieurekaプラットフォームの全貌

アプリズム社の新技術『B-RIO』が都営バスで実証実験開始



2024年11月、株式会社アプリズムによる『B-RIO』という新たな乗降客数調査プロダクトが、東京都交通局の都営バスにおいて実証実験を初めて迎えました。これは、都交通局が業務の効率化を目指し、AIカメラを利用した調査手法の有用性を試すためのものです。これまで人手で行っていた調査をAI技術によってデジタル化することで、新たな可能性が開かれます。

『B-RIO』は、Vieureka株式会社が提供するAIカメラ『Vieurekaカメラ』を組み合わせ、さらにクラウドベースで管理する『Vieurekaプラットフォーム』を利用します。これにより、バス路線における利用者の動態を自動で把握し、継続的なデータ取得が実現されます。利用者はICカードを使わない場合でもカウントされるため、より正確な利用者の把握が可能となります。これまでの方法と比べ、情報の蓄積と精度が飛躍的に向上します。

改善されるバス運行の効率化



バス運行におけるODデータ(どの停留所からどの停留所まで乗乗者が移動したのかを示すデータ)を自動的に集計することができる『B-RIO』。このデータが可視化されることで、各路線の最適化へと繋がります。これまでの一時的な調査方法とは異なり、AIによる継続的なデータ収集が可能になったことで、運行管理の精度も向上し、サービス品質の向上が期待されます。

また、プライバシーへの配慮も重要です。『B-RIO』は乗客のプライバシーを守るために、データの取扱いに工夫がされており、安心してAI技術を活用できる仕組みが整っています。

両社のコメント



この実証実験に関して、アプリズム社の代表取締役社長・仙敷久善氏は、AIとIoTを合わせた『B-RIO』が高精度なデータ取得を可能にし、交通事業の最適なサービス提供に繋がると話しています。持続可能な地域社会への貢献を通じて、社会への責任を果たし続けることを強調しました。

対するVieureka社の代表取締役社長・宮崎秋弘氏は、AIソリューションへの強みを活かし、アプリズムとの協力でバス停ごとのデータ収集の継続的な把握に貢献する試みであると述べています。エッジAIの社会実装において、さらなる貢献と発展を目指す意欲を示しています。

まとめ



この実証実験は、今後のエッジAI技術の進化やその社会実装の可能性に大きな影響を及ぼすものと期待されています。東京都交通局が取り組むことで、地域の交通インフラがより良い方向へ進化するきっかけとなることでしょう。アプリズム社とVieureka社の連携により、東京の公共交通機関の未来がどのように変化していくのか、今後の動向にも目が離せません。


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