Web3でねぶた祭
2025-07-23 12:10:19

青森ねぶた祭の新たな形、Web3技術で地方創生を加速

青森ねぶた祭の新たな形、Web3技術で地方創生を加速



地方創生の最新アプローチ


2025年7月23日、株式会社日立ソリューションズ東日本とぷらっとホーム株式会社は、青森県の伝統行事「青森ねぶた祭」の実証実験を開始することを発表しました。この実証実験は、Web3技術やDAO(分散型自律組織)を用いて地方創生を実現することを目的としています。実施期間は2025年のねぶた祭、8月2日から8月7日です。

NFTを活用した参加証の発行


実証実験では、祭りの参加者がQRコードをスキャンすることでNFTによるデジタル参加証が発行されます。従来の紙の参加証と異なり、このデジタル参加証は改ざん不可能で、参加者のアカウントに永続的に残ります。この仕組みによって、参加者は自身の祭りの思い出をデジタル資産として保持できるのです。

写真投稿とNFT化


参加者が撮影した祭りの写真も、「ねぶた祭DAOアプリ」経由でNFT化されます。これにより、参加者は自分の投稿に対する評価を「いいね!」数から得ることができます。この仕組みにより、参加者同士のコミュニケーションが促進され、祭りの魅力が広がります。

SNSとの連携


本実証実験では、Instagramを活用します。参加者が投稿した写真は、実証用に取得したInstagramアカウントを通じて広く発信されます。このSNS評価に基づいた報酬は、参加者のエンゲージメントを高める強力な手段です。

Web3技術の利点


本実証の大きな特徴は、Web3による分散型プラットフォームを実現し、参加者一人ひとりがデジタル資産を所有できる点です。将来的には、参加者が持つ参加証NFTを元に提案や投票が行える仕組みも検討しています。

利用する技術と今後の展望


本実証実験は、ぷらっとホームのThingsToken™を基盤にしています。この技術により、現実世界の体験や貢献がデジタル資産として管理されます。今後、デジタルとリアル、両方の世界を繋ぐ新しい地域活性化モデルの創出を目指します。

地域経済への貢献


この取り組みによって、参加者の主体的な関与が促進され、新しいファン層も拡大。その結果、地域経済への還元も期待されます。発行されたNFTの数やSNSでの反響を分析することで、青森ねぶた祭のさらなる発展を目指します。

最後に


日立ソリューションズ東日本とぷらっとホームは、地域社会のデジタル化に向けた挑戦を続け、この実証実験から得られた知見を活かして、他地域の祭りやイベントの展開にもつなげていく方針です。上記の取り組みが広く浸透することで、青森ねぶた祭が一層魅力的なイベントへと進化することが期待されます。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: DAO NFT 青森ねぶた祭

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。