CIBONEにて須藤圭太の初の個展が開催
2025年2月15日から3月2日まで、東京の表参道に位置するCIBONEにて、茨城で活躍するセラミックアーティスト、須藤圭太の国内初となる個展が開催されます。会期中の2月17日(月)は休館日となりますのでご注意ください。
会場と作家在廊
CIBONEの会場は、東京都渋谷区神宮前5-10-1のGYRE B1Fに位置しています。特別に、初日の2月15日(土)には須藤圭太自身が在廊しますので、直接彼の作品に対する思いを聞くチャンスです。この機会をお見逃しなく。
陶を通じた美の探求
須藤さんの作品は、土を彫り、造形することで彼自身の美術的な探求を映し出します。特に、今回の個展では、二つの異なるシリーズ「Myo」と「Dress」を展示します。
Dressシリーズ
「Dress」は、従来のうつわの形を大胆に崩し、繊細な鋲と張り巡らされた糸で仕立て上げられた作品です。このシリーズは、陶器でありながら、動的でオートクチュールのドレスのような美しさを持っています。詰まった形の中には、うつわとしての機能をあえて排除し、陶の持つ孤独な美を再定義する試みが見て取れます。須藤氏の鋭い感性で形成されたこの作品群は、視覚的に刺激するだけでなく、観る者に新たな美の価値観を提供します。
MYOシリーズ
一方で「Myo」シリーズは、幾何学的なデザインが施された陶器で、そこには神聖さが込められています。文様はストイックに陶に彫り込まれ、その姿はまるで肌に祈りを彫るタトゥーに似ています。この作品群は、シンプルな形状を裏切ることなく、土そのものの美を引き出す力を秘めています。観る者は、須藤圭太が土に寄せる深い敬意を感じることでしょう。
CIBONEの魅力
CIBONEは「New Antiques, New Classics」をコンセプトに、独自の視点でモノを提案するライフエディトリアルストアです。東京とニューヨークのブロンクスに拠点を持つCIBONEは、常に「新しさ」と「ユニークさ」を求めています。
今回の須藤圭太の個展は、ただの展示に留まらず、陶芸の新たな視点や価値を提供します。土のもつ温もりと、須藤氏の神聖な手仕事を通じて、観る者に深い感銘を与えることでしょう。ぜひ足を運び、彼の作品に触れてみてください。
まとめ
2025年2月15日から3月2日まで、CIBONEにて行われる須藤圭太の個展は、陶芸の新たな魅力を感じる貴重な機会です。彼の探求の結果を目の当たりにし、陶芸がもたらす新たな美を体験してみてはいかがでしょうか。初日に在廊予定の彼と直接話せるチャンスもありますので、ぜひお見逃しなく。毎日11時から20時まで営業していますが、休館日もあるので、事前に確認することをお勧めします。