カメムシ新商品登場
2025-03-18 12:10:40

近畿大学発ベンチャーがカメムシを用いた新商品を開発する!

近畿大学発ベンチャーが知恵を絞った新たな挑戦



近畿大学発の株式会社POI(奈良県奈良市、代表・清水和輝)が、独特な素材であるカメムシを用いた新商品を開発しています。このプロジェクトは、世界的なベーシストであり昆虫食の第一人者でもある今沢カゲロウ氏とタッグを組んだもので、2025年6月12日の発売を目指しています。

開発の背景



昆虫はその栄養価の高さから近年注目を集めていますが、特にコオロギなど特定の種に対する固定概念や偏見が未だ根強いのが現状です。国連食糧農業機関の報告書以降、コロナウイルスの影響でSDGsの推進も加速しましたが、悪い情報が広がったために多くの昆虫関連ベンチャーは厳しい状況に陥っています。
しかし、清水氏はこれを打破しようと、世界的なアーティストである今沢氏との協力を決意しました。今沢氏は、カメムシに注目し、その香りや特性を活かした商品開発にチャレンジしています。

カメムシの可能性



カメムシと聞くと、強烈な臭いを思い浮かべる方も多いことでしょう。しかし、実はカメムシの一部の種類はパクチーに似た香りを持ち、タガメは青リンゴのような香りがすると言われています。このような潜在的な魅力を引き出すことができるのか、今沢氏が興味を抱く理由です。この商品は「カメロウ(Quamero)」と名づけられ、ふりかけとしてご飯にかけて楽しむ斬新な昆虫食を提案しています。

多様な楽しみ方



開発中の「カメロウ」は、東南アジアを思わせるエスニックな風味のふりかけとして、通常のご飯だけでなく、サラダや肉料理、お湯を加えてスープにもアレンジできる versatile な商品となる予定です。市場の動向を見据えながら、今沢氏とPOIは試作を重ね、現実的な味の追求に励んでいます。

環境への配慮と地域貢献



カメムシは、近年暖冬の影響で増加し、多くの農家を悩ませています。そのため、今沢氏とPOIでは自治体からの調達を進めながら、地域の問題解決にも寄与することを目指しています。兵庫県佐用町や茨城県日立市など、各地からの協力を得て製品化する予定です。

特徴的なパッケージと予約特典



今沢氏が手がけたパッケージデザインは、アフリカ・ルワンダ特有の伝統工芸「イミゴンゴ」の模様を取り入れ、カメムシの形を繊細に抽象化しています。さらには、先行予約を受け付けており、予約特典としてカメムシの羽音と今沢氏のベース演奏がコラボした特別音源も用意されています。

■ 先行予約に関する情報
  • - 商品名:カメロウ(Quamero)
  • - 価格:800円 (+ 送料100円)
  • - 特典:3パック以上の購入で送料無料、音源2曲が付属。特典音源は発売日同日に合わせて制作中です。

今後の展望



清水氏は、昆虫食の未来を見据え、地球規模の問題に対する新たな可能性を模索しています。今沢氏の情熱に共感しながら、これまでにない新感覚の昆虫食を広めていく考えです。特に、クオリティの高い商品づくりと地域貢献を重視し、今後も様々な活動を展開していく意向を示しています。

清水氏が言うように、昆虫食はただのトレンドではなく、私たちの食文化に新たな風をもたらす大きな可能性を秘めているのです。両者の挑戦を応援しましょう!


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