商船三井が未来の海運業を担う人材を育成
株式会社商船三井では、未来の海運業を支える人材を育成するための「MOLアンバサダー」向けワークショップを開催しました。この取り組みは、海運業の魅力を伝え、次世代を担う子どもたちにその重要性を学んでもらうことを目的としています。
ワークショップの概要
本ワークショップは、商船三井が昨年開設した「虎ノ門エンパワーメントセンター『SANGO』」で行われました。この施設では、最新の船上シミュレーターを用いた訓練設備や、教育プログラムのプログラミング体験ができるため、参加者にとって非常に有意義なものとなりました。これまで毎年冬休みや春休みに実施しており、今年が3回目の実施です。
シミュレーター見学とプログラム体験
ワークショップの中では、参加者はまず船上シミュレーターを見学しました。このシミュレーターは船員の訓練に使われ、参加者たちは実際にその場面を目の当たりにすることで、船員一人一人が持つ重要な役割について深く理解できたようです。「船員がどれほどの責任を抱えているのか実感した」との感想もあり、具体的な学びを得ることができました。
続いて、マサチューセッツ工科大学が提供する教育プログラムのプログラミング体験も行われ、参加者は新たな発想を刺激されました。この体験によって、海運業に必要な技術や知識の基盤を築けることは、今後のキャリアにとっても大きな影響を与えるでしょう。
企画展アイデアの発表
ワークショップの最後には、2025年7月に大阪にオープン予定の「商船三井ミュージアム ふねしる」での企画展について、参加者がアイデアを出し合いました。参加者は当社のスタッフと意見を交わしながら、◯◯というテーマで様々な提案を実施。この中から選ばれたアイデアは、実際にミュージアムでの企画展として開催されることが決まっています。
参加者の中からは「自分のアイデアが現実になる可能性があると聞いて、夢を感じた」という声や、「来場者に楽しんでもらえるような展覧会を考えることの楽しさを学んだ」といった感想が寄せられました。このような活動を通じて、次世代のリーダーとしての自覚を育んでいるのです。
持続可能な未来に向けて
商船三井が推進する「BLUE ACTION MOL」は、企業成長と持続可能な社会の実現を目指しています。この取り組みの一環として、「次世代人財育成」に位置付けられる活動が進められています。ワークショップを通じて、海運業の重要性や社会貢献の活動を地域の子どもたちに伝えているのです。
今後の展望
商船三井は、今後もこのような取り組みを通じて、海運業の魅力や必要性を広く知ってもらい、持続可能な未来を拓く活動を続けていきます。次回のワークショップやオンライン職業体験イベントについては、ぜひ公式サイトで情報をチェックしてください。未来の海運業を担う皆さんの参加をお待ちしています。