グロービスがインドネシアで新しい拠点を設立
株式会社グロービス(東京都千代田区、CEO:堀義人)は、2025年11月にインドネシアのジャカルタに「PT. GLOBIS INDONESIA HUB」(GLOBIS Indonesia)を開設することを発表しました。この新たな拠点は、グロービスがこれまでに設立したアジアの拠点の中で5番目、世界で7番目となる重要な施設です。今般の設立は、グロービスが掲げる「テクノベート時代の世界No.1 MBA」の実現へ向けた新たな一歩となります。
インドネシアの成長と教育のニーズ
インドネシアは、近年経済成長が著しく、世界の多くの国々と比較しても約5%という高い成長率を記録しています。また、2024年の購買力平価GDPでは世界第8位という実績もあり、若い人口の増加がこの国のさらなる発展を支えています。このような背景から、グロービスは急速に変化するビジネス環境に対応できる人材の育成が求められていると判断し、新拠点の設立に踏み切りました。
特に、グロービス経営大学院の英語MBAプログラムには現在、16名のインドネシア出身の学生が在籍しており、彼らに対する教育のニーズが高まっていることも新拠点設立の背景にあります。ジャカルタという政治・行政の中心地に拠点を置くことで、英語MBAプログラムの普及と質の向上を目指します。
Pre-MBAプログラムの紹介
GLOBIS Indonesiaは、2026年にPre-MBAプログラムの提供を開始予定で、対面授業とオンライン授業を結合したハイブリッド形式を採用します。Pre-MBAプログラムでは、現代の競争が激しいグローバルビジネス環境で必要とされるビジネススキルを学ぶことができます。受講した授業の単位は、グロービス経営大学院の修了要件単位としても認められ、入学前から大学院のカリキュラムにスムーズに入ることが可能です。
グロービスの国際的な成長への貢献
グロービスは、これまでに中国やアメリカ、シンガポール、タイ、さらにはフィリピンなど世界各地に拠点を設立し、国際的なビジネスリーダーの育成に力を入れてきました。今後も、インドネシアを新たな拠点とし、グローバルなビジネス環境において必要な知識とスキルを広めることで、創造と変革の志を持つリーダーを育成していく予定です。
現地責任者のコメント
GLOBIS Indonesiaの責任者には、グロービス経営大学院の英語MBAの卒業生である難波尚子氏が就任します。彼女は、2019年からグロービスの英語MBAプログラム事務局で活動してきた経験を持ち、入学希望者の支援に携わっていました。
「グロービスでの学びは、人生やキャリアをより豊かにする力を持っていると信じています。これまでの経験を生かし、多くの方が自身の志を実現できるよう、全力でサポートしていきます」と難波氏は語ります。
グロービスのビジョン
グロービスは1992年に設立以来、「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革を行う」というビジョンのもと、多様な事業を展開してきました。その一環として、GLOBIS Indonesiaの設立は、今後ますます重要性を増すアジア市場において、グローバルリーダーの育成を加速させる重要な戦略といえます。グロービスは、これからも世界中で学びを提供することで、革新と成長の源となり続けます。