ポルトガルのデザイン
2025-10-01 19:37:07

ポルトガルデザインの魅力が発信される「WOOD LIVING SOLUTIONS」ビジネスミッション

2025年9月、ポルトガル木材・家具産業協会(AIMMP)が主催するビジネスミッション「WOOD LIVING SOLUTIONS」(ウッド・リビング・ソルーションズ)が、東京および大阪で行われました。このイベントは、ポルトガルのデザインを日本に紹介し、特にサステナブルな取り組みを広めることを目的としています。期間は9月23日から10月1日までの約一週間で、ポルトガルを代表する木工・インテリアブランド16社が来日しました。

その中でも特に注目されたのが、9月26日から29日にかけて開催された「SECOND LIFE」展です。これは、EXPO 2025 大阪・関西万博のポルトガルパビリオンで行われ、業界関係者や一般来場者から高い関心を集めました。展示の初日には、プレスプレビューとレセプションが実施され、多くの報道関係者やインテリア業界の専門家が参加。ポルトガル貿易投資庁(AICEP)の理事であるパウロ・リオス・デ・オリヴェイラ氏が登壇し、ポルトガルのデザイン外交とサステナブル産業のビジョンを発表しました。

また、「アソシアティブ・デザイン」プロジェクトのキュレーターであるサレテ・ペイシーニョ氏も参加し、展示の背景やコンセプトについて詳しく解説しました。サレテ氏は「EXPO 2025への参加は、ポルトガルデザインの国際的な価値を高めるための重要な機会」であると強調しました。

東京では、ビジネス関係者を対象とした歓迎ディナーパーティが開催され、駐日ポルトガル特命全権大使のギルベルト・ジェロニモ博士や、ポルトガル貿易投資庁の東京支局長であるミゲル・マルシア博士が出席。その席では、建築家の隈研吾氏のスタジオ所属のリタ・トパ氏や日建設計のアレクサンドル・ヴィセンテ氏とも交流が深められました。

さらに、9月26日には日本の主要なインテリアバイヤーとのB2Bビジネスセッションが行われ、来日企業はアクタス青山やIDC大塚、+CASA(大丸)などと直接的な商談の機会を持ちました。参加したブランドの中には日本市場との高い親和性が見込まれ、初上陸のブランドも多く含まれていたため、その注目度は非常に高まりました。

このビジネスミッションには、Compact MobやFake – Art & Design、Le Brands Groupなど多岐にわたる16のブランドが参加し、住宅からホスピタリティ、公共空間への応用において、ポルトガルのデザインがどのように日本市場に適応されるかが期待されています。ポルトガル木材・家具産業協会(AIMMP)の会長であるヴィトール・ポサス氏は、「この取り組みが日本での持続可能なパートナーシップの構築につながることを期待しています」とコメントし、ポルトガルのサステナブルデザインを国際舞台で広めることの重要性を強調しました。

最終的に、「WOOD LIVING SOLUTIONS」はポルトガルのデザインと日本市場の相互作用を深めるための重要な第一歩となりました。

プロジェクト概要


  • - 名称: WOOD LIVING SOLUTIONS – Japan Mission 2025
  • - 期間: 2025年9月23日~10月1日
  • - 会場: 東京(アクタス、IDC大塚、ポルトガル大使館)、大阪(EXPO 2025大阪・関西内ポルトガルパビリオン)
  • - 展示: ポルトガルパビリオンにて「SECOND LIFE – 記憶を宿すデザイン、未来への意味」
  • - 参加企業数: 16社(インテリア、家具、木材加工)
  • - 主催: ポルトガル木材・家具産業協会(AIMMP)
  • - 公式URL: aimmp.pt


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