食品業界のカーボンフットプリント算定ロールモデルを募集中
中間整理として農林水産省が発表した新たな取り組みの一環として、食品事業者向けに「カーボンフットプリント(CFP)」算定のロールモデルとなる取り組みを募集します。これは、加工食品における温室効果ガス排出量の把握と削減を促進するための重要なステップです。
モデル事業の背景
食品業界は地球温暖化対策の一環として、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが求められています。2021年5月に策定された「みどりの食料システム戦略」では、フードサプライチェーン全体の脱炭素化が明確に目標として掲げられており、それに基づく行動が期待されています。そのため、食品事業者は自らの製品やサービスのライフサイクルにおける温室効果ガスの排出量を把握し、その削減に向けた具体的な対策を講じる必要があります。
CFPの算定は、その手段として非常に有効です。この算定を通じて、事業者は排出量の把握を行い、継続的な改善や情報公開を通じて、消費者へのアプローチや透明性の確保につなげることができます。
参加手続きと募集要項
本公募は、令和7年9月1日から9月30日までの期間で実施されます。参加希望の食品事業者は、以下の要項に従って応募してください。
- - 公募期間: 令和7年9月1日(月曜日)から9月30日(火曜日)まで
- - 提出方法: 電子メールのみで、事務局宛に提出します。
- - 提出期限: 令和7年9月30日(火曜日)15時までに必要な書類を送付してください。
具体的な応募方法や提出書類の詳細については、別紙の公募要領や関連資料を参照してください。
目指す成果と期待される効果
このロールモデル事業の成功により、CFP算定が全国の食品事業者に広がり、持続可能な食品生産や環境配慮型のビジネスモデルが普及することが期待されています。幅広い業界からの積極的な参加により、フードサプライチェーン全体の脱炭素化を加速し、最終的には持続可能な社会の実現に寄与することが目標です。
全国の食品事業者の皆様には、ぜひこの機会に参加し、自社の取り組みを示すロールモデルとしての役割を果たしていただきたいと思います。
参考リンク
さらに詳しい情報は、農林水産省の公式サイトで確認できます。また、CFP算定の具体的手法や参考文献についても、関連資料にまとめていますので、是非ご活用ください。