新たなスニーカーカルチャーの幕開け
米国発のランニングブランド「Saucony(サッカニー)」と、新進気鋭のデザイナーCaterina Mongillo(カテリーナ・モンジッロ)が手掛ける「METAGIRL(メタガール)」との初のコラボレーションが実現しました。このモデル「ProGrid Paramount “Daughter of the Moon”」は、9月13日より世界同時発売され、特に女性の美意識を反映したデザインで注目を集めています。
コラボレーションの背景
「METAGIRL」は、独自の視点でクラシックなモチーフを捉え、現代的に再解釈することで、ハイパーフェミニンなデザインを提供しています。彼女たちがこのコラボレーションで目指したのは、従来のスニーカーの枠を超えて、女性らしさを強調した新しいスタイルを展開すること。このプロジェクトを通じて、スニーカーカルチャーにおける女性の声をより強くするという、Sauconyの意図がくみ取れます。
「Daughter of the Moon」の魅力
このモデルの名称「Daughter of the Moon」は、古くから「大地の水」や「天の力」と結びつけられる真珠の美しさを表現しています。デザインには、水面に光る月明かりを想起させるパンチング加工を施したレザーや、透け感のあるオーガンザ素材を使用。そのディテールからは、月の魔法のような幻想的な雰囲気が漂っています。
また、特に画期的なのは、デザイナー自身がハンドスカルプトした形状を基に、3Dプリント技術で制作したヒールカウンターです。これにより、機能性と美しさが絶妙に融合した一足に仕上がっています。さらに、サイドのSauconyロゴは力強さの象徴となり、パールスタッズのアクセントが静かな強さを表現します。
伝統と革新の融合
このスニーカーは、2007年に登場した「ProGrid Triumph 4」のソール構造を受け継いでいます。それにより、Sauconyの伝統的な技術が生かされつつ、新しいデザインが生まれました。これに対し、Sauconyのチーフ・プロダクト・オフィサー、ブライアン・ムーア氏は、このパートナーシップが単なるコラボレーションを超え、スニーカーカルチャーにおける女性の発声を強調する新しいステップであると語っています。
コンシューマーに向けて
このコラボレーションスニーカーは、Saucony HARAJUKU FLAGSHIPやその他の取扱店で販売され、販売価格は39,050円(税込)です。サイズは22.5cmから25cmまで展開されており、多くの女性にフィットする選択肢が用意されています。購入可能な店舗には、Dover Street Market GinzaやKith Tokyo、mita sneakersなどの名店が並びます。
初めてのコラボレーションとして、SauconyとMETAGIRLは、スニーカーを通じて新しい価値観を提供し、次世代のスニーカーファンに向けて新たな扉を開くことを目指しています。多様性と革新をテーマにしたこのスニーカーが、あなたのワードローブにどのように彩りを加えてくれるのか、ぜひ体感してみてください。