低酸素ウェルネスの実証
2025-10-29 07:36:44

低酸素ウェルネスの新たな展開、実証試験キックオフイベント開催報告

低酸素ウェルネスの新たな展開



リジェネソーム株式会社と東北大学が共同で低酸素環境が健康に与える影響を研究する実証試験を発表しました。2025年10月6日、東京・カンファレンスセンター「THE LINKPILLAR」で行われたキックオフイベントには、研究者や投資家が集まりました。

イベントの内容



スタートアップエコシステムとウェルネス


イベントでは、東日本旅客鉄道株式会社の宮嶋耕平氏が「TAKANAWA GATEWAY CITY」の可能性について説明しました。新しいビジネスチャンスが広がる環境が整っていることが強調されました。

リジェネソームの社長、佐久間善太郎氏からは会社のビジョンが紹介され、次に東北大学の中井助教による今回の実証実験の目的や方法について詳しく解説がなされました。

低酸素環境の実体験


リジェネソームのCEO、鈴木健吾氏が、低酸素環境を活用したビジネスプランを紹介し、岐阜大学の岡田助教が「エピジェネティック時計」という概念について触れました。参加者は、この日設営された低酸素環境を体験し、血糖値測定デモを体感しながら、実際の影響について理解を深めました。会場では標高3,000m相当の低酸素状態を再現した展示スペースも設けられ、血糖値の変動をリアルタイムで把握することができました。

実証試験の詳細


本実証試験では、LiSHに勤務する成人20名を対象に、専用の低酸素環境で働きながら、週に3〜5日、1日1時間、4週間にわたり血糖値や血圧、唾液中のDNAメチル化状況を測定します。リジェネソームは、このデータをもとに低酸素環境の健康効果を科学的に証明し、将来のウェルネス技術や宇宙医学研究への応用を目指します。

未来のウェルネスを見据えて


鈴木CEOは「今回の実証は、科学を社会に実装するための第一歩です。日常生活の中で低酸素環境を体験する機会を提供し、未来のウェルネスの概念を広めることが目標です」とコメントしました。今後、リジェネソームは2025年から得られるデータを活用し、新たなウェルネス製品やヘルスケアプログラムの開発に取り組む予定です。

リジェネソームとその展望


リジェネソームは、ナノ粒子やエクソソームを使って老化抑制や再生医療のソリューションを提供する企業です。2025年5月には「高輪ロンジェビティーラボ」を開設し、今後の研究開発を加速させる計画です。

この実証試験の成果が、健康寿命の延伸や宇宙進出に貢献することが期待される中、リジェネソームは国内外の大学や企業との連携を深め、ロンジェビティ・エコシステムを構築していく考えです。


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