i-CREATe 2025基調講演
2025-12-17 18:12:58

i-CREATe 2025での基調講演、神経疾患への新アプローチを発表

i-CREATe 2025での基調講演



2025年に開催される第18回国際リハビリテーション工学&支援技術会議(i-CREATe 2025)において、小山裕史博士が基調講演を行いました。この講演は、シリントーン王女殿下の関心を受けて企画されたもので、マヒドン大学の専門家による現地の視察が背景にあります。特に、B.M.L.T.カム®マシンを用いたパーキンソン病や脳卒中後の機能改善に関する研究が重要なテーマとなりました。

基調講演の内容



小山博士は、まずB.M.L.T.カム®マシンの作用メカニズムに関する概念を紹介しました。このマシンは運動応答を引き出し、神経可塑性の促進につながる可能性があることが示唆されています。また、「Relaxation-Gated Torque(弛緩相制御トルク)」という新しい原理を導入することで、神経機能の再同期を図るアプローチを提案しました。

講演では、B.M.L.T.カムマシンによって観察される二相性の筋弛緩現象についても詳しく報告され、運動の滑らかさや協調性を高めるための動的負荷変調についても触れました。これにより、パーキンソン病や脳卒中後の患者、高齢者の運動機能向上に貢献できる可能性が広がっています。

BeMoLo®シューズの重要性



さらに、BeMoLo®シューズの活用についても言及されました。このシューズは浮腫軽減や転倒防止に役立つことが期待され、日常生活の動作支援や歩行支援に応用できる可能性が示されています。具体的には、シューズの設計が身体のバランスを整え、移動時のリスクを低下させることに寄与すると考えられています。これに関連して小山博士は、シリントーン王女殿下に「TERRA」モデルを献上し、その意義を表明しました。

科学的根拠と臨床応用



講演では、これらの理論や観察結果に基づく症例も紹介され、B.M.L.T.カムマシンが神経疾患や機能障害にどのように貢献できるかが明確にされました。これは、医療やリハビリ分野での新たな治療アプローチとして期待されています。なお、詳細なデータや解析は今後の査読論文で発表される予定です。

まとめ



i-CREATe 2025における小山裕史博士の基調講演は、リハビリテーション技術の進化を促すもので、神経疾患に対する新たなアプローチを提案する重要な機会となりました。参加者たちは、これらの研究成果が今後の医療現場に広がることを期待しています。


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