ネット詐欺防止研究
2025-09-09 15:38:22

BBSSと早稲田大学が手を組むネット詐欺防止研究の展望

BBSS株式会社と早稲田大学の連携によるネット詐欺防止研究



BBSS株式会社が早稲田大学理工学術院の森達哉教授と共同で、ネット詐欺被害防止に向けた研究を開始しました。この研究は両者の強みを活かし、最新の技術を用いて深刻化するネット詐欺に立ち向かう試みです。

研究の背景


近年、ネット詐欺は社会的な問題として広がりを見せています。特に、金融情報を狙ったフィッシング詐欺は巧妙化しており、見分けるのが難しくなっています。日本クレジット協会の報告によれば、2024年にはクレジットカードの不正利用被害が555億円に達すると予想されており、被害の9割以上が番号盗用によるものであることが指摘されています。こうした現状を受けて、BBSSはネット詐欺専用セキュリティソフト『みやブル』を通じて得た約1,200億件のトランザクションデータを活用した研究に着手しました。

BBSSの取り組み


BBSSは19年間にわたり、ネット詐欺対策に特化したセキュリティソフト『みやブル』を更新し続け、現在では1200万以上のライセンスを提供しています。ユーザーから集まったデータはネット詐欺の早期検出に活用され、月間1007万件以上の危険サイトを検知しています。この豊富なビッグデータに、早稲田大学の森教授が専門とするAIやビッグデータ分析技術を組み合わせることで、より効果的な詐欺防止策を模索しています。

学術的な観点も重視


森教授の研究室では、情報セキュリティ全般を対象に、多様な研究を展開していますが、実際のデータにアクセスする機会が限られていたため、今回の共同研究は特に意義深いものとなります。現実に起きている問題をリアルタイムで解析することで、技術の進歩を促し、より実践的な知見を得ることが期待されています。

未来への展望


BBSSは、この共同研究を中長期的に継続し、その成果を社会全体へと波及させることを目指しています。具体的には、ネット詐欺総合情報サイト『ネット詐欺総研』を通じて、利用者が自身のインターネット行動をチェックできるような情報提供を行い、ネット詐欺からの防御意識を高めることに貢献したいと考えています。これにより、今後はネット詐欺被害ゼロ社会の実現に向けた取り組みが進むでしょう。

コメント


森教授は「大学の研究組織としての限界を乗り越える貴重な機会をいただき、実世界での解析を通じて社会貢献につながる成果を目指します」と述べ、BBSSの小津部長も「私たちがこれまで蓄積してきたビッグデータを活用し、効果的なサービスを提供できることに期待しています」と強調しました。

BBSS株式会社の概要


BBSS株式会社は、東京都港区に本社を置く企業です。従来のソフトウェア開発を超え、IoTサービスの提供にも力を入れています。社員の皆さんの努力と専門性が、ネット詐欺防止の最前線で果たされることを期待しています。今後のBBSSと早稲田大学の共同研究に注目が集まります。


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