高齢者の安心をサポートする「ottaシニア見守りサービス」の全国展開
株式会社ottaは、敬老の日にあわせて「ottaシニア見守りサービス」の全国展開を発表しました。このサービスは、都市部中心に高齢者の暮らしを見守ることを目的としています。これまで大阪、福岡、和歌山などの地域限定で提供されていましたが、全国的なネットワークを強化し、誰もが利用できる状況を整えました。
サービスの特徴
「ottaシニア見守りサービス」は、小型で軽量、そして充電不要という特長を持つ専用の見守り端末を利用しています。この端末は、GPSと異なり、常時位置情報を追跡する必要がなく、プライバシーの懸念も軽減されています。また、外出時の通知が可能で、家族のスマートフォンにいつでも高齢者の動きが自動で報告される仕組みです。
高齢化社会の背景
日本は急速に高齢化が進んでおり、65歳以上の人口は3,625万人に達しています。この中で、単身世帯や高齢夫婦世帯が増加し、同居していない高齢者が多くなっています。警察庁の統計によれば、65歳以上の行方不明者が約3割を占めており、認知症に関連する行方不明者数も少なくありません。これに伴い、外出する高齢者を見守る仕組みが求められています。
従来の見守り端末の課題
従来のGPS端末には、「充電が必要」「持ち歩くことが難しい」といった課題がありました。高齢者にとって常に持ち歩くことが習慣化しづらく、プライバシーに関する不安も多く存在しました。しかし、ottaのサービスはこれらの問題を解決するために生まれました。
具体的な利用方法
このサービスを利用する際は、高齢者が持ち歩いている杖やバッグ、財布などに見守り端末を取り付けるだけでOKです。外出先で近くの見守りネットワークスポットを通過すると、家族に自動で通知が送られます。これにより、家族も安心して日常生活を送ることができ、外出や帰宅のタイミングを把握することが容易になります。
地域との連携
ottaは、全国の自治体や企業と連携し、見守りサービスを展開しています。駅や店舗、学校などをカバーする恒常的な見守りネットワークに加え、「見守り人アプリ」を通して地域住民からの協力も受けています。これにより、広範囲にわたる見守り体制が整い、高齢者を守るためのセーフティーネットが構築されています。
今後の展望
ottaは、今後も地域のニーズに応じたサービスを展開し、家族全体を見守るインフラとしての役割を果たしていくことを目指しています。特に、子どもから高齢者まで、すべての世代が安心して暮らせる社会を目指し、連携を強化していく方針です。
高齢者の見守りサービスは、世代を超えた家族の絆を深める手助けとなります。「ottaシニア見守りサービス」は、その一環として、安心で快適な毎日をサポートしてくれるでしょう。
会社情報
- - 会社名: 株式会社otta
- - 設立: 2014年10月
- - 所在地: 福岡市中央区天神4丁目4番11号天神ショッパーズ福岡8F
- - 事業内容: スマート見守りプラットフォームの開発と運営
詳細情報は
公式サイトをご覧ください。