食文化を活用した観光誘致の新戦略
近年、訪日外国人観光客の増加に伴い、飲食店は単なる「食事を提供する場所」から、「地域文化を体験できる場所」へとその役割が変わりつつあります。この変化に伴い、飲食店は地域資源と結びつきながら、より豊かな体験を提供する必要があります。しかし、現場ではインバウンド対応に関する具体的な施策が不明確であり、課題も多いのが現状です。
そのような背景を受けて、飲食店が観光資源としての機能を持つために必要な実践知を学べる新たな教育プログラムが「これマネ教育DX」に追加されました。このプログラムは、ガストロノミーツーリズムの専門家、杉山尚美氏が監修したコンテンツで、飲食業界向けに特化した内容となっています。
ガストロノミーツーリズムとは?
ガストロノミーツーリズムは、地域の食文化を軸にした観光誘致の戦略です。食を通じてその地域を深く知ることができ、訪日外国人にとって魅力的なポイントとなります。このプログラムでは、ガストロノミーツーリズムの概念や、その実践方法について詳しく解説しています。
プログラムの内容
具体的な内容としては、以下のようなポイントに焦点を当てています:
- - 「食」を軸とした観光誘致戦略
- - 地域の資源と飲食店を結びつける方法
- - 訪日外国人に選ばれる体験設計
- - 飲食店が文化を発信する役割
- - インバウンド受け入れ環境の整備
実務経験に基づいた内容で、すぐにでも現場で実践できる形に落とし込まれています。
講師プロフィール
このプログラムの講師である杉山尚美氏は、2000年に株式会社ぐるなびに入社。その後、約2万店の飲食店を担当し、2013年にはインバウンド・海外事業を推進しました。2015年には執行役員に就任し、食におけるインバウンド促進の基盤づくりに従事。2023年よりガストロノミーツーリズム研究所のCEOとして、国内外で活躍しています。著書に『ガストロノミーツーリズム食文化と観光地域づくり』があります。
本プログラムの意義
このプログラムを通じて、飲食店経営者やスタッフは店舗運営やマネジメントに加え、地域との接続や文化価値の創出といった高い視点が必要であることを学ぶことができます。飲食店は単なるサービス提供の場ではなく、地域の魅力を伝える「文化装置」としての役割を果たすのです。
今後の展望
これマネ教育DXでは、今後も各分野の専門家と連携を強化し、より実践的で本質的なコンテンツの拡充を進めてまいります。1,000本を超える動画教育プログラムを活用し、企業独自のノウハウを組み合わせたOEM型教育プラットフォームの展開を行い、地域資源を最大限に活用した飲食店経営を支援していきます。
これにより、企業ごとの成長フェーズや組織特性に応じた柔軟な教育設計が実現し、現場で「わかる・できる・続く」教育体系が構築可能となります。地域と観光、さらには文化をリンクさせた新たな飲食業の未来が期待されます。