足の訪問指導
2025-10-23 11:25:47

大東建託健康保険組合が開始する新しいロコモ対策「足の訪問指導」

ロコモ予防の新たな試み



大東建託健康保険組合が、理学療法士による「足の訪問指導」を開始しました。これは全国の健康保険組合として初めての試みであり、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)を予防することを目的としています。60歳以上の被保険者やその扶養者を対象とし、自宅で専門家からの指導を受けられるこのサービスは、特に注目を集めています。

社会問題としてのロコモ



ロコモティブシンドロームは、日本国内でおよそ4700万人がその予備軍とされており、特に高齢者にとって歩行能力の低下は重大なリスクです。この状態は、転倒や要介護状態を引き起こす主な原因とされており、健康保険組合ではその対策が急務とされています。2025年からは、ロコモ対策が後期高齢者支援金の評価指標に新たに追加されることも決まっており、重要性がますます高まっています。

フットマネジメントの取り組み



この新しい訪問指導サービスは、株式会社NarrativeFootが提供するもので、同社独自のカリキュラムを修了した理学療法士が「足の健康アドバイザー」として、利用者の自宅を訪問します。訪問では、足の状態や靴の履き方をチェックし、個々の生活スタイルに合わせたエクササイズやセルフケア方法を提案します。これにより、足の健康状態を可視化し、在宅での専門的な支援を実現します。

また、訪問後には歩行のサポートを目的としたインソールがプレゼントされるなど、継続的なサポートにも配慮されています。これにより、利用者はより快適に歩けるようになることが期待されています。

大東建託健康保険組合の狙い



大東建託健康保険組合では、健康データに基づく計画を推進する中で、ロコモ対策を重要なテーマと位置づけています。加入者の平均年齢が上がる中で、自身の足と向き合う機会が必要であると考えられ、この訪問指導事業の導入が決定されました。理学療法士が足の健康を管理することで、加入者の健康寿命を延ばすことが期待されています。

まとめ



今回の「足の訪問指導」は、知識と専門性を生かした新しいアプローチとして、ロコモ予防や転倒防止に貢献するものとされています。大東建託健康保険組合は、このサービスを通じて、より多くの人々が健康的に歩き続ける手助けを行っていく方針です。

会社概要



大東建託健康保険組合は、東京都港区に拠点を置き、21,261人の被保険者と17,545人の扶養者を抱える組織です。健康管理を通じて、組合員の健康維持に寄与しています。NarrativeFoot株式会社は、足健康の専門家としての役割を担う企業で、2022年に設立され、足と靴の健康管理サービスを提供しています。


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