出石永楽館3D化
2026-08-28 19:38:20

出石永楽館の3Dデジタルアーカイブ公開で文化財が生きる!

出石永楽館の3Dデジタルアーカイブ公開



兵庫県豊岡市の出石町に位置する「出石永楽館」は、近畿地方で最も古い芝居小屋として知られ、1901年に建設されました。この歴史ある劇場が、最新の3Dデジタルアーカイブ技術によってバーチャル空間に再現され、自由に見学できるようになりました。この取り組みは、地域の文化遺産を守り、未来の世代に伝える新たな試みとして注目されています。

ホロラボと出石永楽館



今回のプロジェクトは、株式会社ホロラボが中心となり、出石永楽館、豊岡市出石振興局、兵庫県デジタル戦略課との協力のもとで実施されました。ホロラボでは、地上型レーザースキャナやミラーレス一眼カメラ、ハンドヘルド型レーザースキャナなどの技術を活用し、質の高い3Dデータを取得。これにより、出石永楽館の外観や舞台内部、奈落など、すべての部分を包括的に記録しています。

3D技術の活用



この3Dデジタルアーカイブには、地上型レーザースキャナ(Leica RTC360)やミラーレスカメラ(α7RV)による高精細な撮影が行われました。数千枚に及ぶ写真を用い、フォトグラメトリ技術でデータを生成。さらに、3D Gaussian Splatting(3DGS)技術を使うことで、実際の場面に近いリアリティのある空間を再現しました。これにより、訪れる人々は現地にいるかのような体験ができます。

バーチャル体験の可能性



出石永楽館のバーチャル空間は、2026年8月28日に一般公開され、PCやスマートフォンのWebブラウザから簡単にアクセスできます。特別なアプリのインストールは不要で、URLをクリックするだけで館内を自由に見学でき、舞台や客席を試すことができます。

歴史的な意義



出石永楽館は、歌舞伎や新派劇、活動写真など多様な公演が行われてきた歴史を持ち、地域の大衆文化の中心として栄えてきました。しかし、1964年に閉館し、長い保存・復原の過程を経て、2006年に再び芝居小屋として復活を果たしました。この文化財の価値をデジタル化することにより、教育や観光、地域文化の発信につながると同時に、未来の世代にとっても重要な資産となるでしょう。

文化財としての記録保存



ホロラボのCEO、中村薫氏は「地域社会DX」の実現を目指しており、デジタルアーカイブはその一環として位置づけています。彼は、文化財の保護と地域の活性化を両立させるための新しい方法として、このプロジェクトを推進しています。出石永楽館が、デジタル技術を通じて新たな魅力を発信し、訪れる人々に深い印象を与えることを願っています。

終わりに



出石永楽館は、近い将来、より多くの人にアクセスされることで、古き良き伝統が新たな形で息づくこととなります。ぜひ、多くの方にこの素晴らしい体験を知り、出石に足を運んで、その魅力を感じていただきたいと思います。この歴史的な芝居小屋が、デジタルの力でどのように未来の人々に語りかけていくのか、これからの展開に期待したいところです。


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