東京から新産業を育む「Nature Governance Startup Program」募集開始

新産業の未来を切り開く「Nature Governance Startup Program」

東京都の渋谷区に位置するSUNDRED株式会社は、持続可能な経済活動、すなわちネイチャーポジティブ経済の実現を目指しています。2023年度に引き続き、東京都のスタートアップ支援事業「TOKYO SUTEAM」に採択され、新たな産業創出を促進する「Nature Governance Startup Program（NGSP）」の募集を開始しました。

プログラムの目的

NGSPは、自然資本の保全や再生、循環と発展を中心に、都市課題の解決を図るスタートアップを支援することを目的としています。今回のプログラムは、国・地方自治体・企業・市民との協力を通じて、共創エコシステムの確立を目指します。特に、環境問題に関心があるアーリーステージのスタートアップが対象です。

募集の詳細

本プログラムでは、

- 「VISUALIZATION（可視化）」「REGENERATIVE（再生）」「OPTIMIZATION（最適化）」「ALTERNATIVE（代替素材）」という4つのカテゴリーに分かれた新産業を持つスタートアップ、起業家、研究者などを募集します。
- スタートアップに興味がある学生や社会人も、同様に支援人材として参加可能です。

プログラム参加の流れ

応募者は厳選された後、いくつかの支援機会を提供されます。最初のメンタリングやワークショップを経て、選ばれた企業へのサポートが行われます。これにより、5社が選ばれ、実証実験の支援が行われる予定です。支援内容には、専門家からのメンタリングや資金提供が含まれ、5ヶ月以上の実証実験が実施されます。

参加者の声と期待

多くの参加希望者が、このプログラムを通じて事業展開の可能性を広げようとしています。特に、環境にやさしいビジネスモデルの実現に向けた情熱を持つ若者たちが、共創の場で意見交換をしながら自らのアイデアを実現に結び付けられることが期待されています。

カンファレンスとワークショップ

募集を発表するにあたり、11月12日にカンファレンス「ネイチャーガバナンスに関する事業領域の議論」が行われ、多様な分野の専門家とスタートアップが集い、ビジョンを共有する機会となりました。このイベントで得られた知見を基に、NGSPがさらに進化することでしょう。

参加方法とエントリー情報

スタートアップの募集は2026年1月5日まで。選ばれた企業は、さらに5社に絞られた後、サポートが開始されます。また、支援人材の募集も同時に行われ、未来のビジネスリーダーを育成するチャンスとなります。詳細な応募方法については公式サイトをご覧ください。

結論

SUNDREDの取り組みが、経済の持続可能な成長という大きな課題解決につながることが期待されます。「Nature Governance Startup Program」を通じて、新たな産業を生み出し、東京で未来のビジネスを切り開く取り組みが広がることを願ってやみません。
このプログラムは、新たな価値創造を促進するための革新的なステップであり、これからの産業界を牽引する存在となるでしょう。