岡山大学の価値創造
2025-08-12 00:12:25

岡山大学が推進するカーボンフットプリントを利用した価値創造の取り組み

岡山大学が推進する価値創造への挑戦



国立大学法人岡山大学は、持続可能な発展に向けた重要な取り組みとして、カーボンフットプリント(CFP)を起点にした価値創造のワーキンググループ「CFP Nexus WG」を開催しました。このグループは、企業や研究者、金融機関など、さまざまな分野の関係者が一堂に会し、カーボンフットプリントを通じて地域の競争力向上やグリーントランスフォーメーション(GX)を実現することを目指しています。

OI-Startとは



特に注目されるのが、岡山大学が運営する「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)」です。このプラットフォームは、産学官が連携し、デジタル技術を駆使することで、地域の企業価値を高めることを目的としています。このような取り組みを通じて、岡山県内の企業がより持続可能で魅力的な存在となることを目指しています。

ワーキンググループの活動内容



2025年7月31日に開催された第二回ワーキングには、約50名が参加。参加者には企業代表、研究者、学生、金融機関関係者などが含まれ、CFPに関する情報交換が行われました。初めに挨拶を行ったのは、株式会社メタルワン菱和の流田龍扶社長。彼は自身の企業の取り組みを通じ、カーボンニュートラルへの道のりを共有しました。具体的には、電力使用のデータを可視化し、それを活用して年間4万kWhの電力削減を実現したと説明しました。さらに、流田社長は地域企業との連携の重要性についても言及し、地域社会が求める企業を目指す姿勢を示しました。

次に一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の仲井俊文氏が、「サーキュラーエコノミー(CE)」と脱炭素の支援パッケージを発表しました。仲井氏は、顧客の仕様に基づく非効率な在庫や設備に対する「共有化・汎用化」のアプローチを提案。環境負荷とコストを両立させ、取引先に対しても環境価値を提供する方法について話しました。

新しいツールの紹介



また、同機構の今後舞氏からは、中小企業向けの利用しやすいCFPデータベース「CORD」についての説明がありました。このデータベースは、専門的な知識がなくても簡単に使用できるため、参加者から高い関心を集めました。CORDの導入により、簡略化された算定プロセスが大きな助けとなり、特にスコープ3の算定にも活用できるのが特徴です。

未来に向けての展望



今回のワーキンググループでは、単なるCO2の算定を超え、CFPを基盤にした新たな価値創造や事業変革の方向性が示されました。岡山大学は、地域企業や支援機関と共に、具体的な脱炭素化の取り組みを進めると共に、持続可能なイノベーションの推進を今後も続けていく方針です。地域の中核として、岡山大学のさらなる挑戦に期待が寄せられています。

カーボンフットプリントの理解



カーボンフットプリントとは、製品やサービスに関する原材料の調達から廃棄、リサイクルまでの過程で排出される温室効果ガスの量をCO2換算したものです。製品に表示される数値や、それを示すシステムが該当します。この取り組みが促進されることで、私たちが製品選択をする際の参考となり、持続可能な社会へと向かう力となります。

岡山大学は今後も進化し続け、地域社会と地球環境に貢献できる研究大学としての役割を果たしていきます。


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