熱処理サービス強化
2025-09-01 13:03:16

メビー、切削加工の熱処理を強化し業界のニーズに応える

新たな熱処理サービスを登場



株式会社ミスミグループ本社が運営するAIプラットフォーム「meviy(メビー)」は、切削加工における熱処理(焼入れ)サービスを強化し、2025年8月30日より新たな仕様の提供を開始します。これにより、機械設計者の多様なニーズに応えられるようになり、表面粗さや寸法公差の指定が可能となりました。

機械設計者の声に応える



これまでの「meviy」の熱処理サービスは、一定の条件にのみ対応していましたが、新たに追加された機能では、表面粗さがRa1.6まで、寸法公差が±0.1mmまで指定できるようになりました。これにより、耐摩耗性や高い硬度が必要な部品の調達がよりスムーズに行えることが期待されています。

納期の改善



納期についても大幅に改善され、最短で6日目出荷が可能となりました。以前は最短9日目出荷でしたが、顧客からの「納期をもっと短くしてほしい」という要望に応え、迅速な対応が実現しました。この改善は、特に自動車業界やロボティクスにおいて重要な意義を持ちます。多くの部品が過酷な環境で使用されるため、熱処理の精度がその性能や寿命に大きく影響を与えています。

熱処理の重要性



焼入れは金属部品に高い硬度と耐摩耗性をもたらす熱処理工程です。特に、搬送装置や自動車部品などの設計において、耐摩耗性の向上が求められています。meviyが提供する熱処理サービスは、設計者の手間を軽減し、高品質な結果を短期間で実現できるため、業界内の信頼が高まっています。

先進技術の導入



「meviy」では、機械部品の3Dデータをプラットフォームにアップロードするだけで、AIが自動的に見積もりを行うシステムを採用しています。この効率的なプロセスにより、部品調達時の作業時間を90%以上削減し、無駄を省くことが可能に。これによって、製造現場の生産性を向上させることに成功しています。

国内外での展開



「meviy」は国内にとどまらず、海外へのサービス展開を進めており、グローバルなスケールでの部品調達デジタルトランスフォーメーションを推進しています。このプラットフォームは、ものづくりの現場で必要とされる情報のデジタル化を進め、顧客にとっての時間的な価値を提供するものとなっています。

ミスミの進化



ミスミは、デジタルモデルシフトを成長戦略の一環として掲げ、顧客への新しい価値提供を目指しています。これにより、設計や調達プロセスのDX化が進み、顧客一人ひとりに対する「楽」と「得」を実現すると同時に、持続可能な成長を共に創造していく考えです。

まとめ



「meviy」の熱処理サービスが新たに強化されることで、機械設計者はより自由に、迅速に部品調達ができるようになります。これにより、製品の競争力も向上し、業界全体の進化が期待されています。これからの「meviy」による新しいサービス展開に注目が集まります。


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