林業の未来燃料
2025-09-05 21:12:27

日本の林業を支える新たな燃料ASPEN2が初上陸!

日本の林業を支える新たな燃料ASPEN2が初上陸!



日本の林業に新しい風が吹き込む中、スウェーデンのAspen社が開発した混合済み燃料「ASPEN2」が日本国内に初めて上陸し、株式会社橋本屋によって総代理店として販売が開始されることになりました。この画期的な燃料は、2025年4月を予定しており、多くの林業従事者にとって新たな選択肢となることが期待されています。

ASPEN2とは?


ASPEN2は1988年にスウェーデンで開発され、今では欧州30カ国以上で利用されている、2ストロークエンジン専用の混合済み燃料です。この燃料は、不純物がほとんど含まれていないため、欧州の林業現場では標準的な燃料として広く使用されています。日本でも、特に健康経営に配慮した林業関係者たちの間で導入が進んでいます。

日本のチェンソーや刈払機などの小型2ストロークエンジン搭載機械は、一般的に自動車と同じガソリンを使用していますが、この特性が声されることは少なく、有害な排ガスを作業者が間近で吸うことになるのが現状です。ASPEN2は、こうした状況を改善する新たな選択肢として注目されており、林業の現場においてクリーンな環境を実現する手助けをします。

ASPEN2の魅力


ASPEN2の最大の特徴は、健康や環境に有害な物質がほとんど含まれていないことです。特に、発がんリスクが高いベンゼンや芳香族が約93%も低減されており、これにより作業者が長時間近くで吸い込むリスクも大幅に減少します。これにより、臭いや目への刺激も抑えられ、作業環境が一層快適になります。

また、低い有害物質の排出により、エンジン内の煤の堆積を防ぎ、機械の寿命を延ばし、メンテナンス性も向上します。さらに、土壌や水質への環境負荷も減少し、持続可能な林業の実現に貢献することができます。

日本初進出の背景


橋本屋は、特殊燃料の専門商社として自動車や建機、農機具メーカー向けの燃料を販売しています。排ガス規制が厳しく、エンジン開発に携わる中で、日本の林業現場が直面する現実を目の当たりにし、大きな驚きを覚えました。日本は国土の約7割が森林で占められていますが、林業従事者が減少し続けており、高齢化も進んでいます。これにより、森林資源の持続的な利用や環境保全が脅かされる可能性があります。

私たちは、この大きな課題に真摯に向き合い、林業従事者の健康と安全を支えることが未来の林業への第一歩だと考えています。ASPEN2は、そのための新しい選択肢として、日本の林業が持続可能な形で続いていくための強い後押しとなることが期待されています。

今後の展望


2024年に展開を開始した後、ASPEN2は「日本林業の未来」に関心を持つ多くの事業者に導入されており、すでに20以上の企業で利用されています。今後も日本全国の林業従事者の皆様に新たな選択肢として広がっていくことを目指し、さらなる普及に努めてまいります。

お問い合わせに関して


ASPEN2の導入や協業に関するご相談は、株式会社橋本屋のウェブサイトからお気軽にご連絡ください。

株式会社橋本屋ウェブサイト

会社概要


  • - 会社名:株式会社橋本屋
  • - 所在地:東京都文京区小石川4-20-1イトークリエイト小石川7階
  • - 代表者:代表取締役 東原 正典
  • - 創業:1897年
  • - 事業内容:特殊燃料の輸入・販売、研究開発部門向け燃料調達など
  • - 会社ウェブサイト


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