福岡が惜しくも敗戦、接戦を制した福井の底力が光る一戦

福岡、接戦を制れず敗戦

2025年11月23日、りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 シーズンの一戦が福岡で行われ、ライジングゼファーフクオカが福井ブローウィンズに71-75で敗れました。この試合は両チームの技術と戦略が試される緊迫した展開となり、最終的には福井がその地力を発揮し、福岡を苦しめました。

試合の流れ

試合は序盤から波乱の幕開けを迎えました。福岡は連勝を狙う意気込で臨んだものの、立ち上がりからミスが目立ち、得点を重ねることができませんでした。対する福井は、#2のダミロラ選手が連続得点を決め、塊谷選手の3ポイントシュートによってスコアをじわじわと引き離していきました。結果的に1Qは福岡が13点、福井が24点という形で終了。

しかし、迎えた2Qに福岡は反撃を開始します。#32の狩野選手が3ポイントを決めた後、#7の西川選手からのノールックパスを、#34のアギラール選手が得点につなげ、さらに狩野選手の再登場の3ポイントシュートも成功。これにより福岡は徐々に流れを取り戻し、同点に追い付きました。前半を36-36で終えることができたのは、選手たちの粘り強さによるもの。最大11点のビハインドを追いついた福岡にとって、非常に重要なポイントでした。

後半の戦い

後半に突入すると、試合はさらに激しい展開に。3Qでは福岡も#0の會田選手や#24のバーレル選手が要所で得点を挙げる一方、福井もダミロラ選手が持ち味を発揮し、攻守で存在感を示します。お互いに一歩も譲らない接戦で、3Qを終えた時点で福岡は3点ビハインドの状態に。

5点差で迎えた4Qでは、福井の#4ケリー選手が連続得点を挙げ、リードを拡大します。しかし、福岡も再びバーレル選手がインサイドで得点を重ね、#8の青木選手やアギラール選手が3ポイントを連続で決め、残り1分04秒の際には点差をわずか3点に縮めることに成功しました。しかし、福岡が追いつこうとする場面でダミロラ選手が再び3ポイントシュートを決め、福岡は悔しい敗戦を喫しました。

コーチのコメント

試合後、福岡の福島雅人ヘッドコーチは“1Qでのスタートダッシュに失敗したのが響いた”と振り返り、やはりターンオーバーの多さが敗因であることを認めました。相手の福井はしっかりとした戦い方をしてきたことに敬意を表しつつ、今後の強敵との戦いに向けて選手たちの成長を期待する発言を残しました。

この試合は結果として福岡にとって苦い経験となったかもしれませんが、選手たちの底力を引き出すきっかけになることを期待しています。次の試合に向けて、さらなるステップアップなるのか、見守りたいですね。