受託解析業務に革命をもたらす「DIRECTOR6」の導入効果
概要
製造業向けの生産スケジューラ「DIRECTOR6」が、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT)に導入された事例を通じて、受託解析業務における効率向上や工程管理の重要性が浮き彫りになっています。本記事では、「DIRECTOR6」がどのようにHMTの業務を改善したのか、具体的な事例や導入の経緯を詳しく見ていきます。
導入の背景と課題
HMTは2003年に設立された大学発のベンチャー企業として、主に研究者から得られた試料の分析を行っています。近年、HMTは業務改善に注力しており、特に生産性の向上を目指して取り組んでいました。しかし、紙ベースでの作業記録や情報入力の手間から、以下の課題が発生していました。
- - 属人的な記入作業が多く、一定の基準が作られなかった。
- - 入力作業の二重化が発生し、記録自体が疎遠にされがちだった。
- - 作業時間の差異が視覚化できず、改善指示が難しかった。
HMTの受託業務部門は3つに分かれており、繁忙期には多くの案件を抱えるため、効率的な業務プロセスが求められていました。
選定の経緯
HMTの業務特性に合ったソフトウェアが見つからず、導入計画は停滞していましたが、検索キーワードを「個別受注、多品種、少量生産」に変更することで「DIRECTOR6」の候補が浮上しました。最終的には、事前の打ち合わせを元にしたプレゼンテーションが決め手となり、導入に至りました。シムトップスのエンジニアが8カ月かけてサポートを行い、現場に寄り添ったトレーニングが行われました。
導入の効果
「DIRECTOR6」を導入した結果、次のような効果が得られました:
- - 受託解析業務のほぼすべての業務において作業データが取得でき、生産性の分析が可能になった。
- - 各部門間でのパフォーマンスの見える化が実現し、標準原価の算出も行えるようになった。
- - 流れを整理することで、作業効率のボトルネックが特定でき、コスト削減を見込めるようになった。
これによりHMTは、効率的な受託解析業務のモデルを確立し、顧客のニーズに柔軟に対応できる体制を整えました。
今後の展開
さらに、HMTでは「DIRECTOR6」の自動スケジュール調整機能の活用を検討しています。また、現場帳票の電子化を進めるために、シムトップスの「i-Reporter」を導入する準備をしています。これは、紙の帳票フォーマットを再生することで現場の心理的なハードルを減らす効果が期待されています。シムトップスは、個別受注や多品種少量生産に関するDX推進をさらに強化していく方針です。
株式会社シムトップスについて
シムトップスは1991年に設立され、国産の生産管理システム開発のリーディングカンパニーとして数多くの現場でのノウハウを蓄積してきました。今後も顧客のニーズに即したサービスを提供し、製造現場のDXを支援していくことでしょう。