第6回「TOKYO Data Highwayサミット」の開催
令和7年11月20日、東京都知事と通信事業者各社の代表たちが一堂に会し、「つながる東京」の未来社会像について議論する第6回「TOKYO Data Highwayサミット」(以下TDHサミット)が開催されました。このサミットでは、先進的な通信技術の育成とデジタルインフラの強化に向けた取り組みが話し合われました。
サミットの概要
この日のサミットには、通信事業者8社が参加し、各社が描く「つながる東京」のビジョンについてプレゼンテーションを実施。その後、慶應義塾大学の村井純教授が座長として討論をファシリテートし、活発で多様な意見交換が行われました。
特に、小池都知事は、先進技術が日々進化する中、各通信事業者が協力しあうことで東京全体の進化につながることを期待すると述べました。また、データやAIの進化を利用して、都民の生活をより豊かで安心なものにしていく重要性を強調しました。
村井座長も、TDHサミットが日本のデジタルインフラを支えるリーダーたちと行政が交流できる貴重な場であるとし、「東京がデジタルインフラや電力供給、ドローン活用において見本となり、世界的な展開も視野に入れた取り組みが期待される」とコメントしました。
サミットのプログラム
当日のプログラムは以下の通りです。
1. 知事挨拶
2. 「つながる東京」の未来社会像についての発表
3. 各通信事業者が描く未来社会に関するプレゼンテーション
4. 意見交換
参加者
今回のサミットには、東京都知事の小池百合子をはじめ、通信事業者の代表としてNTT東日本の澁谷直樹社長、NTTドコモの前田義晃社長、KDDIの松田浩路社長、ソフトバンクの佃英幸CTO、楽天モバイルの鈴木和洋共同CEO、JTOWERの田中敦史社長、NTTブロードバンドプラットフォームの加藤成晴社長、ワイヤ・アンド・ワイヤレスの向吉智樹社長が出席しました。また、東京都副知事の宮坂学やデジタルサービス局の高野克己局長も参加し、議論に加わりました。
未来へつなぐ取組み
東京都は、このTDHサミットでの意見を基に、「つながる東京」の新たな展開を進めていく計画です。デジタル技術を活用し、より良い生活環境を提供するための施策を一層強化する方針です。この取り組みは、2050年に向けた「2050東京戦略」の一環として位置付けられており、未来に向けての重要なステップとなります。
サミットの会議資料は東京都デジタルサービス局の
公式サイト から確認でき、また議論の様子は
YouTubeでも配信 されています。
これからの東京は、デジタル技術の力で一人ひとりがつながり合い、スマートで便利な社会の実現が期待されます。