ダイナックの食品リサイクル、新たな一歩を踏み出す
株式会社ダイナックは、2025年7月1日より茨城県古河市の「道の駅まくらがの里こが」で食品リサイクル事業を新たに開始すると発表しました。この取り組みは、廃棄物処理業を手掛ける株式会社結南クリーンセンターと、肥料化企業の株式会社むかしの堆肥との業務提携によって実現します。ダイナックは外食企業としての責務を全うし、SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた重要なステップを踏み出しました。
参画する企業とその役割
このプロジェクトには、以下の3つの企業が参加しています:
- - 株式会社ダイナック:外食エンターテイメントを提供し、環境問題に対する意識を持つ企業。持続可能な社会に貢献するための食品リサイクルループの構築を目指す。
- - 株式会社結南クリーンセンター:地域密着で廃棄物からリサイクル資源を回収・再資源化する企業。生ごみの回収・運搬を担当。
- - 株式会社むかしの堆肥:有機資源の有効活用を通じて持続可能な農業を推進する企業。集めた生ごみを堆肥化します。
この3社が連携することによって、道の駅まくらがの里こがで発生する食品ロスを効果的にリサイクルし、持続可能なイニシアチブを進める体制が整いました。具体的には、フードコートや直売所で発生する生ごみや廃棄される商品を分別し、適切に回収・運搬、堆肥に加工される仕組みです。
食品リサイクルの実施内容
このリサイクル事業では、以下のような過程で食品ロスの削減が行われます:
1.
生ごみの分別:道の駅内のフードコートや直売所からの生ごみを分別。
2.
回収・運搬:結南クリーンセンターが生ごみを回収し、適切に運搬。
3.
堆肥化:むかしの堆肥が生ごみを堆肥化し、約200〜300kgの堆肥が生成される見込み。
その結果、生ごみ焼却によるCO2排出量の削減が期待されており、年間で約18,000kgのCO2削減効果が見込まれています。この取り組みを通じて、脱炭素社会の実現にも寄与します。
農業への影響と今後の展望
新たに生成された堆肥は、今後契約農家で育てられる作物に活用され、再び「道の駅まくらがの里こが」でお客様に提供される予定です。これにより、循環型の食の仕組みが整い、地域住民に新鮮で美味しい野菜が届けられ、持続可能な地域づくりが促進されます。
取り組みの背景とダイナックの思い
ダイナックは、外食の楽しさを創造するだけでなく、環境問題への取り組みやサステナビリティ経営にも力を入れています。「感動を調理して、食の価値を広げる」という企業のパーパスに基づき、地域社会の一員として責任を果たすことを重視しています。
今後もダイナックは、SQ(社会的価値)を高めるための新たな施策を実施し、食文化の発展や地域活性化に寄与していく考えです。これらの取り組みが実を結び、持続可能な社会の実現に一歩でも近づくことを期待しています。